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【映画】ディープ・ブルー/進化した頭脳派なサメに人間は勝てるのか?!

2016/09/23

ざっくりストーリー紹介

海の上に浮かぶ研究所。そこの責任者である主人公スーザンは、アルツハイマーの特効薬を研究する野心家。目的のためなら手段を選ばない系です。サメの脳にあるナントカが、アルツハイマーの治療薬になる!ということで、海のど真ん中の研究所でサメを育てつつ、日夜研究に励んでいるわけです。
そんな大事な研究が打ち切りの危機になり、出資会社のお偉いさんが視察にやってくることに。ここで成果を出さなければすべてなくなってしまいます。もちろんスーザンは焦る。

研究所に飼育されているサメは非常に巨大。彼らを飼育するサメ担当(?)のカーターは様子がおかしいとスーザンに報告します。彼らは連携して狩りを行うなどの知性を見せ始めているというのです。
もちろんスーザンは研究のことしか頭にありませんので、そんなカーターをさりげなく脅迫して黙らせます。どんどん好感度の下がる主人公。

お偉いさんの前での実験がすばらしい結果となり、状況は好転したかと思われたそのとき、悲劇が起こります。

ディープ・ブルー

1999年 アメリカ
監督:レニー・ハーリン
出演:サフロン・バロウズ、トーマス・ジェーン、サミュエル・L・ジャクソン

※ネタバレ注意

素敵サメ映画ですよ

モンスターパニックの定番、サメ。サメ映画は楽しい。問答無用で楽しい。

スピルバーグの「ジョーズ」を筆頭に、様々なサメ映画が登場しています。モンスターパニック映画、という時点でさくっとB級映画扱いされがちですがそれは大間違い。「細けぇことはいいんだよ!」という力技を繰り出しつつも、不思議な説得力と魅力的なストーリー展開をくりひろげる映画です。

わたしの中のサメ映画No.1です。みんなもうちょっと真面目に作って!
出オチみたいな設定ではない海洋パニック。

非現実的な話にいかに説得力を持たせるか

この手の映画のストーリー展開は大体決まってるもんですが、B級映画とそうでないのを分ける境目はなにかな、と思うのです。

この映画の魅力は登場人物たちがなかなかにユニークなところ。地に足のついたキャラクターで一気に話に説得力が増します。

一見感情移入しにくい主人公のスーザンですが、彼女の時に利己的に見える行動って大分リアリティがあると思うんです。こんな時にそれ心配すんのかよ! って突っ込まされる部分も「そりゃこの人だって必死だったんだし」とも思えたりして。しょっぱなからどんどん「嫌な女」度が上がりまくる主人公ってこういう映画ではなかなかいませんよ。

エイリアンから続く闘うヒロイン像が強いんですよね。パニック系の女主人公は正義!っていう。

スーザンの行動に「うーん……」となっても、陽気な黒人枠で大奮闘するプリーチャー(LL・クール・J)が終始和ませてくれるし、サメ使い(?)のカーターが超カッコよく活躍するので、何の問題もありません。

そこに「知能が高いサメ」がぶっ込まれて人間たちと生存をかけた戦いをするってんだから、面白いに決まっているじゃないですか。

結末のつけかたの潔さが好き

最終的に主人公があんな死に方する映画があるでしょうか。

ようやく自分の過ちに気付いたスーザンが、サメを外に逃がすまいと自らを餌に呼び寄せ、ギリギリで助からずに死亡。

結局生き延びたのはカーターとプリーチャー。生き残るべくして残った2人と言えるので、そこに異論はありませんが、最後の最後でスーザンにすべての清算をさせたっていう非情なシナリオに逆に好感が持てます。

予告編はもうちょっと出し惜しみして!

この映画を語るのに、避けて通れないのがサミュエル・L・ジャクソン演じる社長。

劇場公開時、テレビCMで流れた予告編で、彼が襲撃されるシーンが流れちゃってたんですよね。確かにあのシーンはインパクトもあるし、この映画を良く表してていいんです。いいんですけど、そこは見せないでいて欲しかったーというのが当時のわたしの感想でした。

だってサミュエル・L・ジャクソンですよ! 社長だけどなんか行動力もあるし、リーダーシップもあるし申し分ないヒーローじゃないですか。誰があんなに簡単に序盤で死ぬと思うのか!

それを予告編で「こういうふうに死ぬよー」って流しちゃってたんですよ。もったいない……。アレがなかったら彼の死に様にもっと驚けたのになぁ。大好きな映画の唯一の残念ポイントでした。

ところで、「ディープ・ブルー」って言うと、同名の真面目系ドキュメンタリーと間違われたりするのをどうにかしないと、大事故起こしてる人がいそうで心配です。
サメのつもりでドキュメント、はまだ大丈夫だけど、逆はちょっとトラウマ生産しそうよ。

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