つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

映画 洋画

【映画】ダークスカイズ/家の中を徘徊する黒い影……。ごく普通の一家を襲う恐怖の現象。

2016/10/10

あらすじ

両親と男の子2人の4人家族。
パパは失業中で家計はやや大変ながらもお母さんが不動産の仕事でがんばって家を支えています。長男はといえば思春期まっただ中で反抗的。でも怖がりの弟につき合ってあげる良いお兄ちゃんでもあります。

どこにでもある家庭とも言える一家がある時から家の中でなにかの気配を感じ始めます。勝手に動かされる家具、誰もいないのに鳴り響く防犯アラーム。

不安に怯える家族のために仕掛けたカメラには、何者かの影が映っており……。

※ネタバレ含む感想注意

ダークスカイズ

2013年 アメリカ
監督:スコット・スチュアート
出演:ケリー・ラッセル、ジョシュ・ハミルトン、J・K・シモンズ

家族に襲いかかる理不尽な出来事

ホラーにおける自分的地雷は宇宙人もしくは悪魔オチ。すごく冷めます。次点で魔女もその仲間入りしそうになってます。

しかしこの映画は例外。というか、エイリアン・アブダクション(宇宙人による誘拐)をホラー的視点で描いている本作は、どこまでもホラーだった。

ジャンル分けでごちゃごちゃ言うのは不毛ではありますが、本作があくまでもホラーである、と言えるのはやはりその演出でしょうか。

早い段階でエイリアンものだというのは分かったので、その時点で私の中のハードルはグーンと下がり「あーそっちの話かぁ……」とやや失敗したムードになりました。が、心配は杞憂。しっかりホラーしてて、「エイリアン……超会いたくない」と心底思います。

お約束は様式美です

起こる怪異を観れば、分かる人には分かる「あれじゃん」感。これ、全く知らない人が観たときどう感じるんですかね? 個人的には大オチで「宇宙人……かよ」てなる方がガッカリ感がすごいんですけど、分かっててみると、これは良い作品なんですよ。てかみんなそんなに宇宙人オチ嫌いじゃないのか、もしかして。

今回「パラノーマル・アクティビティ」のスタッフが作成した映画ということで、ここでも「じゃあ監視カメラ設置してみようぜ」的展開になるのがスゲーデジャブだったんですが、こういう監視映像も今は割と気軽に導入できるんでしょうね。そう考えると不自然な展開でもないのかなと思います。

母親の方が割と敏感で、父親が懐疑的なのもお約束。大抵はここから絶対に信じない父親と母親がバトって、母は強し!な方向に行っちゃうんですけど、このお父さんはしっかりしてたなー。父親の役割で話の方向性ってがらっと変わりますよね。ちゃんと家族を守るパパはいいぞ。
ごくまれに「シャイニング」のジャック・ニコルソン的な壊れ方をするパパもいますから……。あっちのが少数派かな。

エイリアンをホラーとして描く

この映画の怖い所は、一体いつから監視されてたんだ、というのもあります。もちろん、エイリアンがなに考えてて目的は〜なんてサッパリ分かんないんで、心霊現象的恐怖もあるんですよね。理解の及ばない相手ってそれこそ生きてる人間でも怖いし。

グロに逃げず、じんわりと追いつめられる恐怖の描き方は秀逸だと思います。色々な要素をちりばめつつ、根っこがしっかりしてる良作でした。

 

こちらもエイリアンをホラー的に取り扱った映画です。POV映画なので、テイストは違いますが、その理不尽さは共通するものがあります。

-映画, 洋画
-,