つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

映画のこと

予告編はもっと出し惜しみしていいと思うよ

ネタバレばかりの予告編はカス

予告編が好きです。
予告編というのは、その映画の面白い所を全部突っ込んであるものです。目を引く導入、思わせぶりな台詞、ミステリアスなシーン……。どんなにつまらない映画でも、予告編はもれなく面白そうです。「その映画を観たい」と思わせなければいけないわけですから、当然な話ではありますが。

中には良いシーンぜーんぶ予告編で使っちゃいました、みたいなのも存在します。おかげで本編を観た時にオチまで知ってたりして、あの時の本末転倒感はなんとも言い表しようがありません。

「リング」で言うなら、貞子さんの登場シーンに全員の死に様までババンと大盤振る舞い、みたいな? いまやあのオチのシーンはTVなどでネタバレされまくってて、ホラー嫌いの人でも「アレでしょ?」て言われるぐらいですからね。

うまい編集で「なにこれ? このシーンは一体?! キャー観たい!」てなる物との境目ってなんなんでしょう。

ということで私なりに素敵予告編の条件を考えてみました。

 

いい予告編の条件はこれだ!

作品の系統が分かる

これは私の中の必須項目で、ミステリかと思ってみてたらホラーオチで「はぁ?!」ってなった事は何度もあります。ミステリの気分とホラーの気分って違うでしょう。ちゃんと犯人が人間の物がみたいんですよ! っていうときがあるんです。なのにまさかの幽霊オチ。もっと酷いと宇宙人オチ。

えー……。謎、解けないんだ……。…………解せぬ。

的な。逆はまだ「あ、そういう話ね」って許せるんですけどね。あんまり頭使わなくて良さそうな壮快アクション映画をレンタルしてきたら、ガッチガチの社会派な戦争映画でした、ってなるとやっぱり心構えが違うじゃないですか。そこはちゃんと分かるようにしてほしいなと。

ちゃんと本編のおいしいところを残しておいてくれる

本編を観ていて「あ、このシーン予告編で観た」と思う回数が多過ぎる上に大オチまで知ってました、なんて最悪です。

ホラー系だとなかなかの見せ場が作中に何度もありますが、酷いとそれが全部予告編に詰まってたりして。残念なのは、こういうのは得てして予告編は面白そうなんですよ。まぁね、本編の美味しいとこ全部は行ってるわけで、不味いはずがない。それを薄ーく水で薄めたみたいな映画を見せられるわけで、そりゃガッカリ感半端ないです。

絶対に結末は分からない

誰が死ぬとか、オチのキモのシーンは絶対に写さないとか、そいういう気遣いがちゃんと出来ている事。

「あれ? これ……主人公死ぬな。お? ヒロインも死亡? ……てことは、ウン、大体分かった!」

そして実際観てみれば、全部予想通り。細部の展開のみで「ほほう……」となりそれ以外は全部答え合わせ状態。

…………むなしい。

映画の楽しみは展開やらオチやらだけではありません。好きな映画をエンドレスで観続ける人間もいます。そう、わたしのように。
それでも、思いがけず知ってしまった、知らないまま観たかったのに……という部分はあるんですね。

あの大ヒット映画「SAW」。わたしはこの映画が心から楽しめませんでした。予告編は悪くありません。友人からの不用意な感想メールでオチがピンときてしまったんです。友人に悪気はなかったでしょう。面白かったから知らせたかった、その気持ちは分かる。なのでうまーくぼかしたつもりだったのだと思います。

が、ピンとくる書き方をしてたんです!

ですから予告にヒントをちりばめすぎるのもNGです。楽しみが削がれる削がれる……。

 

想像の余地、というものの大切さ

エンディングの余韻の大事さにも通じる事ですけど、予告で萎えるってことは良くない。ですが本編観てガッカリ、はもっと良くないです。観させるためにあまりにも手の内を明かしすぎてどうする?!

もっと手前でおさえて! ちゃんと観るから! と大声で言いたい。

もっというと、そんなに見せても観ない人は観ないよ!

 

-映画のこと