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【映画】イベント・ホライゾン/宇宙の果てまで救助に行ったら酷い目にあったよ

2016/10/24

あらすじ

何年も前に行方不明になった「イベント・ホライゾン号」。7年後、海王星付近で信号を発信しているのをキャッチします。当然調べに行かなきゃね! と設計にも携わった博士(サム・ニール)を伴い、救助隊(?)が派遣されます。
謎に包まれた宇宙船、イベント・ホライゾン号の設計者である博士の船に関する説明に不信感満々な乗組員と船長。不本意な仕事であることを隠しもしません。
航海は順調に進み、無事にイベント・ホライゾン号を発見します。さっそく生存者を確認するために探索を開始するのですが、この船はどこかおかしい……?

イベント・ホライゾン

1997年 アメリカ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:サム・ニール、ローレンス・フィッシュバーン、ジョエリー・リチャードソン

※ネタバレ注意

7年前にイベント・ホライゾン号は一体どこに行き、何を持ち帰ったのか

擬似的にブラックホールを作り出し、到底たどり着けない場所へと行ってしまったイベント・ホライゾン号。呼吸をするようなコア、その動きに呼応するような船。

いわば幽霊船ですね。起こっている現象の意味がわからない分幽霊よりタチが悪いかもしれません。
SFホラーの面白さはそういう「理解の出来なさ」が恐怖の根元にもなっているところです。宇宙は広大で、わからないことの方がずっと多いから、人が踏み込んだ場所に何があるかなんて予想ができません。

よくわからない場所に行き、結果舟自体がなんだかわからないものになってしまったイベント・ホライゾン号。
そこに居合わせた人々の末路は、残された映像の断片から察せられます。船が変化したのと同様に、乗組員だった彼らもまた、人として何か別のものを取り込んでしまったのかもしれません。

にしても他の死体はどこに行ったのでしょうね? 漂ってたのだけだと少ないですよね?(気になる)

超えてはならない一線、というのがぴったりの言葉です。世の中には知らなくていいことがたくさんあるってことです。行けない場所とは、行くべきではない場所なのです。
それでも尚進もうとすることは悪いことではないけれど、ことホラーにおいては藪蛇になりがち。

どこまで本当に博士の意思なのかは今となっては分かりません。
ただ、彼の探究心とこの何かの存在が結びついた結果、博士は何かに開眼してしまったのでしょう。

細かな所を突っ込んでいくときりがないし、もうちょっと説明が欲しい部分もありました。「結局アレってどういうことだったの?」なところが大分残ります。
まぁ、ホラーにおいてきっちり解説ほど野暮な物もないんで、すべて「宇宙は謎に満ちておるのだよ……」と心で唱えて終わりにすることを推奨します。

知る人ぞ知る? SFホラーの秀作

若い頃のローレンス・フィッシュバーン、サム・ニールが出ています。
わたしの中でサム・ニールはジュラシックパークよりオーメンのダミアンです。「マウス・オブ・マッドネス」などマイナー映画ではノリノリで変な役を演じてくれるので大好きです。

医療担当の人は「ハリーポッター」のマルフォイのお父さん役の人でした! なんか見たことあると思ったら……。にしても、髪型ってすごいですね。別人ぶりがすごい。彼の最後はなかなかホラー的にも凄まじいですよね。痛そう……。

マイナーというほどの作品ではないはずですが「好きな人は知っている」という映画ですね。そこそこ古いですが、キャストは上記の通りですし、監督はバイオハザードでおなじみのポール・S・W・アンダーソン。なかなかに豪華です。

冒頭で驚いたのは、「2015年人類初めて月面に移住」の文章。今年ですな……。

「2001年宇宙の旅」という作品もありますが、昔は2000年代というのは当然ながら遥か未来を表していたんですよね。
今はいろいろ便利にはなっているますが、映画みたいなすっごい未来感てないかな……。地に足のついた発達の仕方をしてると思っとこう。

よく分からない部分があっても面白いのがSF

SF映画を楽しむには、小難しい理論系はするっと飲み込むことです。やれ整合性だとか、実現可能がどうこうは頭のいい人にお任せします。科学的理論がよくわからなくても面白いのは面白いです。雰囲気だよ雰囲気。

少し脱線しますが、先日マトリックス3部作を改めて一気に見たんですが、改めて見ても全部理解できるわけでもなかったし、劇場に観に行っていた当時なんてさらにさっぱりわからなかったのを思い出しました。
ストーリーとか、流れを把握してからもう一回見て「あ、これこういう意味か」と気づくことも多いです。
でも一回目観たときから面白いのは変わりませんよね。

まぁ、マトリックスはスミスさんを見ているだけで楽しいからそれでいいんですけど。

つまりあんまり分かんなくても大した問題じゃないし、面白いものは面白いです。でも、理解が深まるとさらに面白くなる。わたしが何回も同じ映画を観るのが好きなのはこの辺に由来します。

1997年の映画ですが、古さを感じさせません。
わたしも初見はもう10年以上前です。何回観ても面白い!

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