つぶらいん

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読書について

読書が苦手で克服したい! それなら児童書で本の楽しさを知ろう。

2016/11/19

普段本を読まないんだけど、このままじゃ駄目だと思って。そう言って本を買った知人が途中で挫折してしまいました。読書が苦手な人は、本の選び方もあまり上手じゃなかったりします。

知ってるドラマのノベライズ、は実はハードルが高い

その人が買っていたのは当時放送していたドラマのノベライズ。小説のドラマ化ではなく、ノベライズです。

自分の経験上、ノベライズというのはなかなかに当たり外れが多いジャンルです。
著者の解釈が合わなかったり、ドラマのイメージとイマイチ合致しないとうことも起きやすいです。映像ではわからない登場人物の内面の描き方に違和感があると、本来の作品イメージまでおかしくなってきます。

例えば、映像上では「嫌な事を言われて苦笑いする」というシーンでもその心の声まで放送されるということはありません(そういうドラマもありますけど)。
それがノベライズでは、そうやってごまかす自分に対する自己嫌悪が描かれていたり、実は口汚く相手を罵っていたり、色々パターンがありますよね。
映像ではこちらがやんわり読み取った部分を小説で固定されていくんです。そんな中で、「あれ? このキャラクターあんまり好きじゃないかも……」と思う事もしばしば。逆に「ドラマの中でここまで出してくれればすごく面白かったのに!」という事もありますけどね。

小説以上に難しいのが実用書やビジネス書

他にも「勉強になりそう」という理由で買う本です。
個人的には小説以上に相性が出やすいのはこの学習系の本です。
新書は山ほどありますが、買っても読まない系とすぐ読んじゃった系とが出てきます。違いはと言うと単純に自分に合っていたかどうか。当たり前の話で、文章が自分にとってすんなり読めるかにかなり左右されます。これは誰にとっても分かりやすい必要はなくて、「自分にとって」理解しやすいか、文章が合うのかがポイントとなります。

自分の経験上、本が好きでも数ページ読んでその辺においてしまう本と、開いたら最後一冊丸々読んでしまう本とで分けられます。往々にして途中で挫折系は合わなかった本です。

意外とある、想像してたのと違った!という本

実用書やビジネス書に多いのですが、ノウハウや原理について学ぼうと思って買ってみたら、その人の壮大な半生が滔々と語られる、というものです。書き手が人生で学び、その過程で得た成功体験の話だったりするので、必要と言えば必要です。「わたしはこうしてますよ」という内容だと、かなりの確率で避けては通れない部分です。

しかし「そこ全然興味ないわ……」ということもあるのです。それに対し興味深く読めるかどうかは、書き手に体する興味の問題もあるんですよね。理屈を知りたかったのに、自伝読むハメになるとなんだか読む気がしぼんできてしまいます。

自分の興味がどのあたりなのかを見極める

ベストセラーというのは目につきますが、自分に合っているかどうかは分かりません。売れている、イコールすばらしい本かというとそうでもないし。

読書というのは結局の所個人的なものです。自分にとってどうかっていうことが大事なんです。当たり前ですが好きなもの、興味のあるものに対してふわーっとその世界に入り込めるものです。

わたしが読書好きになるそもそもの根っこはここで、ホラー好き、怪談話好き、というのがあります。学生の頃はもれなく図書館でしたが、図書館でぶらっと背表紙を眺め、タイトル、タイトルの書体、装丁でピックアップしていました。
カンと言ってもいいんですが、タイトルでパッと気を引かれ、装丁の具合、序盤のパラ見は必要です。装丁が何で大事かと言うと、作品の雰囲気がどんなものなのかが分かるからです。

ホラーの流れでミステリにもハマって(両方書く作家さんがいた)、今に至っています。いまでも読んでいる本のジャンルはホラー、ミステリが9割ですね。

児童書からスタート

どんなに面白くても初心者に長編は重いです。これが挫折の第一歩。
というか、分厚ーい本をこれから読もうと思うと気が重ーくなりませんか。いくら面白いからって初心者に京極夏彦とか小野不由美の屍鬼とか薦めたらダメです。

ほんとうに本を読み慣れていない、というのなら児童書がオススメです。これは読みやすい、分かりやすい、そして比較的短い、というのがあるからです。児童書だと出てくるキャラクターが魅力的で、それに引っ張られてスイスイ読めてしまいます。そして、子ども向けと侮るなかれ。ほんっっとうに面白いのです。

こちらは夢中で読みました。今は文庫版も出ていて大人も手に取りやすいですね。

そこからティーンズ系の本とかに行ってもよし。
同じ小野不由美でもこちらは異世界ファンタジーものとしては最高です。こちらも大人向け文庫として再発売されましたね。

ミステリに興味があれば、このシリーズが良いんですよ! 講談社の「ミステリーランド」シリーズです。文庫化もされているので手に取りやすくなりました。子ども向けの本格ミステリが沢山読めます。新本格の作家さんが沢山書いていて嬉しかったー。

そもそも、児童書ってまだまだ読書初心者の子どもたちのために書かれているわけで、慣れてない大人が読むのにも最適なんですよね。

しばらく本を読んでいないなぁ、という方は新聞の連載小説もいいよ

というのも、これはわたしの話ではなくうちの母の話です。

実家でとっていた新聞に宮部みゆきさんが連載されていたことがありまして、それを毎日読んでいたそうです。実家に帰った時に「すっごく面白い! 毎日楽しみなんだよね」と話していました。
仕事をしながら家事をして、日々忙しい母からすると、本をじっくり読む時間もなかなか取れません。たまたまわたしが宮部さんの小説が面白いと話していたのを覚えていて、新聞の連載が始まった時から読み始めたそうです。そうしたら楽しくてしょうがなかったらしい。

その後、連載が終わった後、宮部みゆきさんの本をいくつか貸しました。同じ主人公が出てくるシリーズで、毎日みんなが寝た後なんかにテレビを消して少しずつ読み進めていました。時間はかかりましたが、1日の終わりの楽しみができたみたいでした。

時間があまりない、と思うのであればこういう所から初めて見ても良いのかな、と感じました。

なんにせよ、あまりかまえずさらりと始めるのが一番じゃないかな、と思うのです。

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