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【映画】ザ・リング/貞子の存在のわけのわからなさに比べて、サマラが意外と普通に子供で驚く

2016/10/23

簡単なあらすじ

シングルマザーのレイチェル。姪のケイティが原因不明の心臓発作で死亡し、母親から調べて欲しいと頼まれます。葬儀に参列していたケイティの友人から、その夜一緒にいた友人は精神病院に入院し、同時刻にケイティの恋人も死亡していると聞きます。その死には呪いのビデオテープが関わっていると知ります。半信半疑ながらも手がかりをつかんだレイチェルは、ケイティが泊まった山荘へと足を運ぶのですが……。

ザ・リング

2002年 アメリカ
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダーソン、デヴィッド・ドーフマン

日本版とほぼ同じ導入です。あくまでも映画の「リング」のリメイク。

※ネタバレ注意!

日本での大ヒットをうけて、海外リメイク

呪いのビデオというキャッチーさはウケるとしても、内容はなかなかに日本的な風土が根っこにあるので、そりゃ設定は諸々変わっていきますがな。

人物設定などは同じで、主人公のレイチェルはシングルマザー。高山竜司にあたる元旦那も登場。日本版との大きな違いはこの元旦那はフツーの人。カメラマンなのか、映像の仕事をしている模様。呪いのビデオなのでカメラ関係の仕事をしている元夫を頼ったという感じで。
日本版だと高山が霊的な力があるので、すぐ理解してくれてますが、こっちはリアリストのフツーの人。なかなか信じてくれません。
中盤まではレイチェルが単身で諸々原因を突き止めようと奔走します。

日本版では離島の漁村に住み、透視能力のある母親、それを研究する父親との間に生まれたのが貞子です。超能力実験というのも過去の日本で実際にあったことを元にした内容ですし、それをそのままアメリカ版に持っていっても受け入れ難いでしょうね。

日本版では大活躍の高山の推理力もこちらの元旦那は持ち合わせていないため、割と行き当たりばったりな展開が多いかなと思います。明確な目的を持って最終的に発端となった山荘に戻る日本版とは異なり、こっちは「ここに戻ったけど結局なんなの!」という展開がです。オイオイオイオイ……。井戸での発掘作業も大幅カット。

改変箇所に関しては、日本独特の部分をよりわかりやすくアレンジしたという感じです。実験ではなく治療という名目でサマラを病院に拘束するのも納得でしょう。

細々とした違いはありつつも大筋は一緒です。が、最大の違いは「貞子」と「サマラ」の描き方の違い。

貞子はもう意味不明の存在です。確かに母親から生まれているものの、化け物感が強いんですよね。何をどうしたいのかイマイチ読めない。

サマラは特殊能力がある子どもっていう側面が強いです。アメリカ版にでは養女なので、出生に関しては1作目では語られません(ザ・リング2で言及されます)。

ちゃんと会話するシーンもあるし、普通の子どもとして暮らした生活の痕跡があるのが大きいかな。貞子ちゃん顔出ないし。ラストシーンのドアップも、化け物感は薄めで普通にお化け的というか。まぁ全く同じでも面白くないですし、監督の演出上の考え方の違いもあるんでしょうね。

画面の中にいたはずだったハエが画面の外に出てくるところはうまい伏線でしたね。
リング2といい、動物を象徴的に使うのがうまいなと思いました。馬のシーンもサマラの持つ力のわけのわからなさをうまく表していると思います。

どうしても比べてみてしまいますが、それぞれのお国柄が出ていて面白いです。どっちが上とかじゃなくて。

唯一の不満は元旦那は死亡後、なぜか椅子に座っていることでしょうか。わざわざサマラちゃん移動させたわけですか……? 演出的だなぁってちょっと思って冷めちゃう。

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