つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

ゲーム

【ゲーム】夕闇通り探検隊/知る人ぞ知る、名作ホラーゲーム。知っていますか?

今は懐かしい初代PSソフトです。
わたしがこの作品を知ったのは好きな作家さんのエッセイです。ちょっと興味が湧いて調べたらすごく面白そう。が、すでに時代はPS2全盛期。ソフト自体がそれほど出回っていない上にど田舎。諦めていたところ、ほぼ投げ売り状態で近所の中古ショップで二束三文で売られていたのです!  それが10年以上前の話です。

これぞ運命の出会い。

 

ざっくりしたゲームの内容。

主人公は中学生の3人組。
おとなしくて気が弱く、優柔不断なナオ、ナオの幼馴染で気が強いオタク系少女のサンゴ、ナオが密かに憧れる不思議系少女クルミ。
3人は放課後に集まり、ナオの飼い犬のメロスの散歩に出かけます。散歩の傍で学校で聞いた様々な「噂」を検証し謎を解いていくのです。

ベースになるのが、見たら100日後に死ぬ、という噂のある「人面ガラスの謎」。ここから100日様々な噂を追いかけることになります。学校でクラスメイトの会話などから「噂」を収集し、それを元に謎解き散歩に出発です。
時間がかかると自動的に散歩が終了してしまうので、1日で謎が解けるということはほとんどありません。そういう場合は数日にわたって同じ謎を解くためにあちこち歩き回るのです。

ガチで怖いものもあり、ほろ苦く悲しい話もあり、知りたくなかったクラスメイトの秘密あり、100日で変化して行く人間関係も見物です。

全クリアはかなりの高難易度です。メモ必須、攻略サイト必須です。
というのも、「噂」を発生させる条件が細かくあったりして、こっちの噂を解決していないと発生しない、とかはざら、この期間にこの人から話を聞かないとダメ、なんてのも多く、1つの噂にかかりきりになっているとあっという間に時間がなくなります。噂の解決自体も期間が設定されていて、解決できないまま終わる事もしばしば。

とまぁハードルは高いんですが、がんばる価値のあるゲームなんですよ。
今やるとグラフィックや操作性に不満は勿論あるでしょう。でもそんなことはプレイして行くうちに吹っ飛びます。

直視できない思春期! 自分と被るエピソードがあるとなお辛い!

この作品の最大の魅力は、ノスタルジックな痛み。郷愁っていうか、懐かしさと痛々しさが同時に押し寄せてくるんです。思い出したくもない学生時代の色々を生々しく思い出させられる。わたしはとくにサンゴはキツかった……。キャラクターとしては好きだけど、跳ね返って自分にぶつかってくる痛さがスゲー。

ザ・思春期ともいえる中学生。クラスメイトとの微妙な関係。友達という関係のもろさ、家族とのすれ違い。色々な出来事が自分ともオーバーラップして、平常心で単純にゲームとして楽しむ、というのが難しい。

ゲームをクリアして、単純に「あー楽しかった」とは言えないものでした。
終わった後になんとも言えない虚脱感があったのを覚えています。「終わってしまった……」という喪失感とでもいいますか……。
大げさに聞こえるかもしれませんが、ドハマりしたらこうなります。ストライクに入るゲームは数あれど、別格に位置する希有なゲームなんですよ。Amazonレビュー見て安心しました。同じように夕闇が好きな大人がいっぱいいる!

めっちゃ頷きながらレビュー読みました。

ゲームでありながら非常にリアル寄りなのも原因の一つでしょう。
今のゲームに比べると、とても自由度の低い操作性がイライラするんですが、ファミコンから進化したすごくちょうどいいフィクションとノンフィクションの境目にある作品のような気がするんです。

今風の美麗なCGだったり、アニメ調の可愛い絵だったりしたら多分ここまで感じ入ることもないです。このクオリティ。それがこの作品の魅力を際立たせているのです。
余談ですが、スーパーファミコン版の「学校であった怖い話」もそうですね。リメイクされた方はアニメテイストが入って「何か違う」ものになってしまいました。あの気持ち悪いがんばった実写感が程よい緊張感をもたらしてくれていたんですけどね。残念。

Amazonでお値段見たら今とんでもない事になっていてビックリしました……。
えっと、地道に探せば田舎の中古ゲームショップとかでわたしみたいにぽろっと出会えるんじゃないかと思うんですが……どうでしょう。お値段はともかく、レビューで評価が高いのも頷ける良作です。
このゲームをしたいがために、いまだにPS2を手放せないでいます。

-ゲーム
-