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【映画】POV映画が面白い! 量産されまくってるけどおすすめはこれ!

2017/07/30

すっかりホラー映画の定番POV

POVというのはそもそも「point of view」の略で、視点という意味だそうです。
リアリティのある主観映像はホラーやパニック映画にうってつけ。少々手垢のついた題材でも、見せ方次第でいくらでも面白くなります。

あまり古い映画は掘らないタイプなので、わたしが知ってる限りでは「食人族」あたりが元祖なんですかね。割と新しめですが「ブレアウィッチ・プロジェクト」なんかもその流れですよね。

わたしが初めて観たのは「ブレアウィッチ・プロジェクト」でした。手ぶれのすごさに画面酔いしまくって、それ以降POVは毛嫌いしていたんです。正直あんまり面白いとは思えなかったし。

が、それを覆してくれたのが「クローバー・フィールド」。
この作品は、撮影している男性が最高にうるさいんですが、まぁ慣れます。馬鹿ですが悪い奴じゃないんで、そこだけ押さえて観てみましょう。これは題材が良かった。序盤で「あれ」が写って「こういう映画です」というのが分かった時に、ガッと掴まれましたね。「あれ」が好きかどうかで評価まっぷたつになりそうですけど。

その後「REC」の登場でPOVの面白さが再認識された感があります。ここから一気にこの手の映画が増えた気がしますが……実際はどうかは分かりません。「パラノーマル・アクティビティ」の方が先かな?

「REC」の良かったところは、テレビの取材、という設定だったところです。カメラマンがプロ(という設定)なので、画面がしっかりしています。ガッツリ撮影する不自然さもプロ根性っていうことで説明できちゃいますからね。

オススメPOVホラー映画

完全に定着した手法だからこそ、玉石混交状態。面白そうだと思ったら大外れなんてこともざらです。というわけで、観て面白かったオススメホラー系POV映画をまとめました。

ザ・ベイ

「ザ・ベイ」はアメリカのある海岸にある町を舞台に起こる惨劇の記録映像です。レポーターの映像を軸にしつつ、事件後の彼女の解説とともに当日の様々な人たちの映像を組み合わせて「一体何が起こったのか」を映し出します。

事件当日に撮影されていた様々な映像を時間軸に合わせて再構築し、ドキュメンタリー映像風に仕上げてあります。
これは引き込まれる作品でした。分類はホラーですが起こっていることは人ごとではなく、荒唐無稽でありながらも馬鹿馬鹿しいと言い切れない怖さがあります。とてもオススメ。

REC/レック

いわずと知れたPOVホラーの傑作シリーズ。

消防士に密着取材をしていた撮影クルーが同行した先のアパートで起きる惨劇に巻き込まれる話です。
感染系ホラーですが、POVというのが目新しく、臨場感のある映像の連続です。ここまでシリーズが続くのも納得の1作目。

2作目までがPOV映画で、3作目からは普通です。まさかのRECしなくなる展開に唖然ですがこれはこれで面白いからいいのです。

ディアトロフ・インシデント

「ディアトロフ峠事件」というロシアの雪山で起きた実話を元にした映画です。

ディアトロフ峠事件とは、昔ロシアの雪山登山をしていた男女のグループが不可解な死を遂げた事件です。謎が多く、今も事件は未解決のまま。

この映画は事件を題材にしたドキュメンタリー番組を作るためにやってきた大学生たちが主人公。彼らは事件の被害者であるグループが通ったルートをなぞり、彼らに一体何が起こったのかを推理していきます。そこでこの山に隠された秘密に触れることになってしまいます。

実話を元にしつつも、上手くフィクションに消化した良作。

グレイヴ・エンカウンターズ

「怖すぎる予告編」で有名になり、そのおかげでみんなのハードルが上がりまくり酷評されるという悲しいルートをたどった作品。

心霊現象を扱うリアリティ番組の撮影クルーが、閉鎖されたいわくつきの精神病院にやってきます。やらせを織り込ませつつ、夜通し撮影する予定だったのですが、そこで本気の心霊現象が起こったためビビって撤収決定するのですが……、というお話。

映画自体はよくできたPOV映画です。お約束を山ほど盛り込みつつも、どんどん追い込まれる撮影クルーたちの姿は見ているこちらもハラハラします。

世間的に評価は低いのですが、そんなに悪くありません。予備知識入れずに楽しむのがいいでしょう。期待値上げすぎるのも良くないという典型のような映画です。

続編もあるのですが、そちらはあまりおすすめできないものでした。

V/H/Sシリーズ

POVだけでオムニバス映画を撮る、という荒技を繰り出した作品です。

「VHS」というシリーズで現在3作目までDVD化されています。3で終了のようで残念です。

短編は余計なものが削ぎ落とされている分、監督の個性が出ますね。どれも趣向を凝らしていて面白いです。やりすぎだったり馬鹿らしかったりするものもありますが、短編オムニバスだったからできたんだろうな、というのも感じましたね。
冒険的な企画です。

エビデンスー全滅ー

事件現場から発見した映像を元に捜査する、という変わり種POV。

事件当時の映像とそれを解析して捜査する刑事の映画部分とが同時進行で進む映画で、きちんと事件の謎を解いてくれるのがありがたい。POVの映画だと、最高に盛り上がったところでオシマイ、となりがちなんですが、この映画は事件の証拠映像(POV部分)と捜査官が解析して手がかりを探す部分の推理パートがあり、きちんと事件を解決してくれます。投げっぱなしになりがちなところを消化してくれるのがいい。

画像を修復したり、拡大したり、「あれ?あの部分どうなってるの?」というPOVでよく感じる鑑賞する側の希望を叶えて見せてくれます。いたれりつくせり。

スキンウォーカー・プロジェクト

エイリアン・アブダクションをホラーとして描く作品。

牧場で暮らしていた家族の幼い息子が家族の目の前で消えてしまいます。超常現象の調査のためにMDEという組織から調査隊が派遣され、原因を探ります。彼らが到着し、カメラを設置した夜から家の周りでは不可解な現象が起こり始めます。

宇宙人というとホラー的には少々間が抜けてしまうものですが、巻き込まれる側からすればガッチリホラー。宇宙人に追っかけられたらそりゃ恐いわな、と考えを改めさせられました。

色々粗いので、突っ込みどころは多少ありますが、それを差し引いてもなかなか面白かったです。

トロール・ハンター

ホラーからはちょっと逸脱するんですが、かなり面白いのでご紹介。

熊の密猟に関するドキュメンタリー映像を撮影している大学生グループが、トロール・ハンターと知り合ったことで彼に密着取材することになります。そんなもの実在するわけがない、と半信半疑だった彼らですが……。

トロールが実在する、というかなり眉唾な話なのに馬鹿らしさがまったくなく、ガッツリ引き込まれます。トロールの存在感の凄まじさったらない。そしてたった1人でトロールを管理するために対峙するハンターが職人的でカッコいいんですよね。

トロールたちの姿はインパクト大。ジャケット見て下さい。これがなかなかのリアリティで登場するんです。とてもオススメ。

ファウンド・フッテージというオマケ

POV映画ではよくある手法でファウンド・フッテージがあります。
これは「第三者が残された映像記録を発見しました」という前提で話が進むものです。前述の「食人族」や「クローバー・フィールド」なんかはそれにあたります。

まさにファウンド・フッテージを題材にした「フッテージ」という作品があります。これはお話自体は普通の映画なんですが、主人公が引っ越してきた家で殺人の記録のようなフィルムを発見します。この殺人映像がなかなかショッキングで、本編以上にインパクトがあります。

まぁこの「実話でっせ」的な前フリはPOV映画の定番なので、ふんわり受け取っておきましょう。
乱発しまくってる印象もありますが、面白い作品はやはり凝った作りをしています。

見たけどイマイチだった作品の記事はこちら

ご紹介するのもアレですが、POV映画まとめなので一応。

当たり外れの激しいジャンルではあるんですが、あまり話題になっていないものでも面白いのが見つかったりするので、地道に探していくしかないんですよね……。

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