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【映画】プロメテウス/あの「エイリアン」の前日譚が登場。しかし物語はまだ序章にすぎない……?

2016/11/25

簡単なあらすじ

遺跡の発掘現場位で見つかった壁画をもとに、ある星を目指す宇宙船プロメテウス。そこには人類の起源となる「神」とも言える存在がいるのではないかという仮説を立てている学者のショウ博士をリーダーに、探索を行うことになったのです。
たどり着いた星で発見した謎の建造物に早速入るクルー達。そこで驚愕の事実を知ることに……。

あーSFって面白い。
ネタバレ気にしない感想です。ご注意!

 

あのエイリアンの前日譚?! と思うとハードルが上がっちゃいます。

あんまり前情報を集めるタイプではないので、この映画が元々「エイリアン」の前日譚として作られる予定だったとは知りませんでした。リドリー・スコット監督でエイリアン関連作とか言われちゃうと期待値が上がりまくります。そこをぐっと堪えて、心を無にして挑む方が映画は楽しく味わえます。

さて「プロメテウス」ですよ。
冒頭から思わせぶりな大男エイリアンが自殺めいた事をしていますが、本編でこれの真相に触れる事はありません。ほかにも色々放ったらかしな伏線が多々ありますが、続編前提っぽいのでそれを楽しみしておきましょう。

眉唾な印象の説を元に宇宙の果てまでやってきたプロメテウス号。着いてから明かされる仕事内容にブーイングが起きるのも納得。わたしだったら信じない(笑)。エンジニアと呼ばれるいわば神とも言える宇宙人に会いに来ましたーってそりゃ「は?」ですよ。

この宇宙船を仕切るのはウェイランド社の重役(と思われる)ヴィッカーズ。クールビューティーやらせたらハマるシャーリーズ・セロンが演じます。
彼女と対比するようににこやかなのがアンドロイドのデヴィッド。
エイリアンの前の話だとすると、あの次代よりも技術的にはまだ劣っているはずなので、デヴィッドに感情はないと思われます。が、彼の行動や表情がどうも感情があるように見えて、それもまた続編の布石にも見えますね。エイリアン4では意思を持つアンドロイドが登場しますし、ここから先デヴィッドに情緒的なものがあらわれてきてもおもしろいなぁ。

エイリアンシリーズではアンドロイドは大きな鍵になってますよね。2のビショップが好きなんですよ。ビショップは人間的な感情はまったくありませんでしたし、そこらへんどうなの?と疑問に思う余地もありませんでした。なんかそういう問題でもないって感じで。そいうい部分を突っ込むのも野暮かなって。演じたランス・ヘンリクセンが絶妙だったんですよね。

1作目のエイリアンのあのアンドロイドの暴走を考えると、デヴィッドはまた別方向に進化してくれると面白いなと思います。そうするとまたテーマが変わっちゃいますけどね。

エイリアンファンならにやりとする「ウェイランド社」。

ここでも絡んでくるのですね。当然ですね。どんだけ大企業なんだウェイランド社。
バイオハザードのアンブレラ社にならぶ、フィクションにおける迷惑企業の代表です。困ったちゃん。

社長の登場はある程度予想ができましたが、命令系統の順序が違ったからゆえのデヴィッドの行動だと分かると納得ですよね。
ヴィッカーズの冷徹さが目立ちますが、艦長とのやり取りを見る限り多少の人間味は持っていたと思うんですよ。艦長との間に何がしかの信頼関係もあったんじゃないかって。
彼女もアンドロイドじゃないかとも考えられますけどねぇ。そう断じるにしても、人間味が出過ぎか。
いや、リドリー・スコットと言えば「ブレードランナー」ですから、ヴィッカーズにしろデヴィッドにしろ人間的情緒を手に入れたという展開もまた熱いじゃないですか! わー、続編楽しみ……。
個人的にはシャーリーズ・セロンが演じるヴィッカーズをもっと観たいのでぜひアンドロイド設定で再登場して欲しい……。もしくは奇跡的に生き延びた設定でよろしくお願いします。

エンディングがやや唐突感があるのは続編を意識したところだろうと納得させられるんですが、いくら技術が進歩しているとはいえ、自ら開腹手術(機械が代行)した直後にあんな動き回るって……。女主人公最強説はここでも生きてるんですか。麻酔的注射を何度もしていますけど、それにしたってちょっと無理がありますよー。テクノロジーは進歩しても人間の体力はそこまで進歩しないんじゃないですか?

細かなツッコミを入れたらきりがないんですけど、そこはさすがリドリー・スコット。そういうのをぜーんぶひっくるめて、「面白いから良いか」と思わせる映画に仕上げています。

エイリアンを全く知らない人はどう捉えたのかぜひきいてみたいですね。

続編が待たれる……

3部作になる予定らしく、この話だけでは「エイリアン」にはつながっていきません。

たどり着いた星で発見された宇宙船も、そこにいたものもエイリアンとは合致しないので、一瞬「え、いろいろ違うじゃん」と不安に思ったりするかもしれませんが、3部作ですのでおそらくはここからあの1作目の星に至るまでが描かれると予想しています。そう考えるとわくわくしますね。

ラストシーンで生まれたあの生き物もおなじみの形態とはちょっと違いますし、栽培されていたものもフェイスハガーとは違います。あれがどう進化していくのかも楽しみなところ。これまでのシリーズの傾向からして、寄生する相手によっても形態が変わっていたりもするので、あの形は人間に寄生して生まれるものなんですよね。

物語のスタートのシーンもいまいちよくわかりませんし、あの眠っていた人間ぽいエイリアンが神的なものだったのかとかもやってくれそうなので単純にSF的にも楽しみなところです。

この映画唯一の不満は、吹替。

またやっちまったよ! 主人公の女性科学者をまさかの芸能人吹替……。
わたしは画面に集中したい時は吹替で観ます。なので、ホラー、アクション、SFあたりはほぼ吹替鑑賞なんです。マジ止めてくれ。
全く知らずに観ていて、「この主人公の吹替だけ浮いてるなぁ……」と疑問に思って調べたら案の定です。脇役ならいいよ、すぐ死んじゃう役とかならまぁプロモーションのためね、とスルーできるんですが、本編ガッツリな主役に素人は止めて。この女優さんは嫌いなわけじゃなかったけど、こういうのでわたしのなかの好感度が落ちて行くんです。あーあ。

気づかせないぐらい上手いならわたしもなんにも言いませんよ。
実際、「この人演じてたの?!」てなった作品いくつもありますから。「あれ? 下手?」てなるから集中できなくなるんだって。誰も得しない。止めましょう?
やるならそれなりの技術になってから抜擢してねって。

 

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