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【映画】ゴースト・オブ・マーズ/ジョン・カーペンター監督の愛すべきB級SF映画

2016/07/25

あらすじ

人類が火星に移住している未来。
ある地域から捉えられた囚人の護送任務に当たっていた警官のメラニー。彼女を乗せた列車が自動運転で町まで戻ってきました。取り調べを受けるメラニーが語ったのは、炭坑で起きた信じられない事件でした。

火星のとある地域の炭鉱で凶悪殺人犯が逮捕され、護送の任務のためメラニーたちが派遣されます。隊長、メラニー(副隊長)、ベテランのジェリコ(ステイサム兄貴)、新人2人という誤送という意味では十分なメンツ。

ところが、到着した炭鉱は人影がありません。メラニーたちは警察署に向かいますが、職員は誰もおらず、留置場に数名と今回の護送する凶悪犯のウィリアムズがいるだけです。
別れて探索していた隊長のチームの方では娯楽室で大量の遺体を発見。ただならぬことが起きていると察します。

周辺を見回る途中、生存者を発見しますが、男は車の中に閉じこもり「自分を出すな!」というようなことを言って、車の中で自殺してしまいました。その騒ぎの中、隊長が消えてしまいます。伝染病を疑い、車の男はそのままに、ジェリコが隊長を探索するのですが、そこで発見したのは、炭鉱で働く人々の変わり果てた姿。何かに取り憑かれたように、体に刃物を差し込んで扮装し、人々を切り刻んでいるのです。彼らに一体なにが……。

ゴースト・オブ・マーズ

2001年 アメリカ
監督:ジョン・カーペンター
出演:アイス・キューブ、ナターシャ・ヘンストリッジ、ジェイソン・ステイサム

火星の亡霊に取り憑かれるとヘビメタになる話

※完全ネタバレはしていませんが、内容に触れいていますのでご注意。

力技でねじ伏せるような設定が問答無用感があって面白い!

細かいことは気にせずリラックスして楽しめばいいじゃないか。そんな映画です。

だいぶ古い映画ですから、火星の感じとか、列車とか、いろいろとお粗末なセット感がゴリッゴリに出てるのは致し方ない部分です。でもね、そんなのがどうでもよくなっちゃうぐらいに面白いんです。

事実とか、どんな経緯でこんなことが、とかは別によくて、火星人の亡霊に取り憑かれた人々と、メラニーたちとの攻防をハラハラ見守ってればいいのです。

リアリティとか、どうでもいいじゃん! 面白ければ!

スピード感のある展開に見入ってしまう。

前半は何が起きているのかを探るのと、凶悪犯のウィリアムズとの関係性の構築に終始します。もちろんその過程もやりとりとかも面白いんですが、やっぱり見所は後半のバトルに次ぐバトルです。

火星原産のヘビメタ集団VS警察署&犯罪者という構図が楽しいんですよ。

火星人側の方をいくら倒しても、本体が死んでしまえばまた別の人間に取り付いてしまいます。つまりは亡霊は殺せないってことですね。憑依する相手がいる以上いくらでも代替が可能なのです。

フツーの映画だとここら辺で1つジレンマが起こります。

取り憑かれている人は、本人の意思とは関係ないのだから、助けられないか、とか。実際メラニーは一度取り憑かれ、それから脱することができているのです。フツーの映画ならこのへんで彼らを助けられないのかとか、そういう葛藤があるものなんですよ。

ところが、そんなことは一切話にも上らず、バンバン撃つし爆破するし吹っ飛ばすしで、むしろ清々しい。「取り憑かれたら無理だ」とさらっと仲間を見捨てるのが潔すぎるわ!

そんな葛藤してる暇ないからね、というのがとてもわかりやすいです。その割にはウィリアムズさんとの和解にはかなり時間がかかりましたけども。

そんでもって、バンバン仲間がやられるのもビシバシ見捨てていくんですよね(笑)
取り憑かれたら終わりっていうのもありますし、わかりやすくやられちゃうのでそれはまぁしょうがないかって感じですが。

こうなるともう、そういうじめっとした感情とかどうでもよくなってまして、「頑張って倒せー脱出しろー。あ、また人数減っとる!」的な具合にお気楽です。そういう映画ではないのです。

ジョン・カーペンター最高!

主演のナターシャ・ヘンストリッジがなかなかいい! そしてステイサム兄貴も大活躍!

主演はナターシャ・ヘンストリッジ。そう、みんな大好きスピーシーズのあの人お色気エイリアンです。
あの時の凶暴な無垢さとは全く違う有能な警官役です。なかなか様になってましたね。アクションもバッチリです。ちょっと融通の聞かない堅物な面もありつつも、リーダーシップ抜群副官ハマってますね。似合う!

今回の役は極力色気を押さえている感じ(警官の服を脱いだ後も素っ気ないグレーのTシャツだし)が、お固い感じを醸し出してて、また新たな一面て感じです。あんまり映画出演してないようで、もったいないなー。

そしてみんな大好きステイサム兄貴ですよ。
あれ? ジェイソン・ステイサム? っていうぐらい今とは印象が違います。脇役なので、気づくの遅れました。ヘアスタイルのせいですね。毛がないほうがカッコいい。それがステイサム兄貴だ!

ずーっと主人公をしつこく口説いてますが、決めるところは決めるのが兄貴。
なにげに登場人物の中で最も優秀ですよ。電気系統にも強いし、腕っ節も強い、警察署の厳重なロックもちょいちょいっと外しちゃう。主人公以上に活躍してたと思います。いい役だった……。

アイス・キューブさん演じるウィリアムズは、犯罪者でありながらもなかなかに機転も利いて男気もある人です。味方になると一気に安心できるタイプですな。なんか最近見たような……と思ってたらそうだ「アナコンダ」にも出てた!

主人公のメラニーとの凸凹コンビっぽくて面白いです。続編あってもいいぐらいですよ。やんないかな。もうやんないだろうなぁ……。ちょっと見たいよね。だんだんと信頼関係ができていくのがわかっていいんですよね。ありがちだけど根っこは悪い人じゃないっていうか。

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