つぶらいん

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小説以外

【本】クトゥルフ神話超入門/ゆるーく学ぼうクトゥルフ神話

クトゥルフ神話だけでなく、ラヴクラフトについてもふんわり知れちゃう。

「クトゥルフの伝道師」の異名を持つ博士(自称)が姪のウニャにクトゥルフ神話についてじっくり教える、という形式になっています。
全編博士とウニャの会話形式で進んで行きます。

表紙のような挿絵も随所にありますので、説明されている邪神についてなどイメージもしやすいです。堅苦しさはない分、軽さが心配されるのですが、きっちり押さえるべきところは押さえています。どちらかというと、言葉を平易に、イメージをしやすく、という方に重点を置いているのかなと感じました。
ゆるさはありつつも、クトゥルフ神話が生み出された背景や、さらにはTRPGについての説明まで網羅している侮れない本です。

クトゥルフ神話の発端からラヴクラフトの交友関係など、読みどころも多い

ラヴクラフト関係に詳しい人なら当然、という部分も多いのかなと思うのですが、わたしのように「ラヴクラフトの小説を読んでるだけ」のタイプは初耳な部分も多かったです。特に最終章のTRPGについては「こんなものがあるのかー」と感心したぐらいです。

そうでなくても、「ラヴクラフトの本を読んだ」だけでは理解もそこまでじゃなかったりしたので、個々の話のつながりとか、邪神関係を整理して教えてもらえるのが良かったですね。

邪神だけでなく、クトゥルフ神話が広がる要因になったラヴクラフトの交友関係についてまで触れられているのです。そのあたりは小説を読んでいただけでは分からない部分なので興味深かったです。

ウニャが挟む質問がなかなかいいとこついてる

会話形式なので、博士の説明が続く部分も多々あります。が、時折挟まれるウニャの質問だったり、ツッコミだったりが、読者に分かりやすく伝えるのに一役買ってるんですね。ただの間の手じゃない!

ネクロノミコン関連の創作に関しても「中二病患者が世界中にいる」とかなかなか上手いこと言ってくれるわけです。

博士の説明口調も、姪であるウニャに理解できるように、という設定のおかげで非常に平易で分かりやすい表現が多く、イマイチ掴みにくかったラヴクラフトの文章(褒めてる)への理解を深められます。
そしてユルーい挿絵がいいんですよ。つかみ所のない邪神たちがイメージしやすい。とても(笑)。

わたしのように「ラヴクラフトは読んだ」程度の人間にはいい復習本になるんじゃないかなと思います。
博士の説明がすごく分かりやすくて読みやすい。姪のウニャも馬鹿じゃないからなおいいんです。こういうのって一方がどうしようもなく馬鹿だったりして読んでてイラついてくることがあるんですけど、ウニャは聡明な姪でした。そしてツッコミどころを分かっている姪でした。

この本で1回整理して、再読するとさらにラヴクラフトの世界の理解が深まると思います。

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