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【映画】REC/レック/POV映画ではオススメNo.1。ぶっちぎりで面白い!

2016/10/29

当初見たきっかけが、レンタルしたDVDの予告編でした。「めっちゃ面白そうだ!」 と思ったらわたしと同じく悪趣味な人がたくさんいたようで、当時なかなか借りれないぐらいに大人気でした。

今やホラー界隈ではすっかりメジャーになっちゃってビックリですよ。面白い作品は埋もれないものなのかな。嬉しいですね!

REC:レック

2007年 スペイン
監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
出演:マヌエラ・ベラスコ、フェラン・テラッサ、ホルヘ・ヤマン・セラーノ

※ネタバレ注意

あらすじ

消防署の密着取材をしていたアンヘラ。深夜、救助の要請を受けたアパートへ消防士とともに向かいました。

アパートにはすでに警官が到着しており、住民もエントランスに集まっていました。通報者によると凄まじい悲鳴が聞こえたとのこと。警官とともに現場に向かうアンヘラたち。
現場の部屋では、住人の老婆が錯乱しています。なだめる警官と消防士たちでしたが、突如老婆が警官の喉元に食らいついてきます。老婆を取り押さえ、消防士のひとりをそこに残して重傷の警官を外へと運び出そうとします。

ところが、アパート全体が外部から閉鎖されてしまっています。怪我人がいることを伝えても聞いてはもらえません。詳しい説明もなく監禁状態になるアパートの住人とアンヘラたち。
混乱する中、上に残してきた消防士がアパートの吹き抜けから落下してきて……。

 

POV系映画ではぶっちぎりで面白い

リアルな映像には定評のあるPOV映画ですが、量産されすぎてどうしようもなくなってる昨今。

RECのすごいところは、リアリティと受け手側の観たいものをギリギリ成立させてるところなんです。
あまりにも訳がわからないままだと、見終わった後に不満が残ります。かといって、不自然に説明しすぎたり、映しすぎたりすると興ざめになってしまいます。
そのバランスがうまい。

「こんな理不尽な目にあったんだから全部報道してやる!」というアンヘラの熱量は納得できます。この状況が「意地でも撮影する!」という原動力になっているのです。
その使命感を安っぽいと断じるのは簡単ですが、この状況下で自分を保つためには必要だったんじゃないのかなと。

スピード感のある展開で、こちらの理解が及ぶ前にどんどん状況が悪化していく

序盤の消防署の取材のくだりが終わってしまえばあとはジェットコースター展開です。
アパートに到着し、老婆に襲われたあとはもう登場人物たちと一緒になって、翻弄されるだけ。それが面白い。何が一体どうなっているのか、推理する要素は後半にならないと与えられません。しかしその頃には、そんなのどうでも良くなっていて、彼らがどういう運命をたどるのかに釘付けです。

住民たちのギスギス感にはなんともいえないイヤーな感じを受けますが、それすらアパートの雰囲気作りに一役買ってます。人種国籍バラバラで、普段は交流もないのがうかがえます。 お互い思いやれない空気が事態を好転させる気配すらさせません。「この人助かれば良いのに」と思える相手が誰もいないってある意味すごいですが、それがリアルとも言えます。

さらになんとかしてくれそうなリーダー的な人が1人もいません。普通の映画だと、キーになるような登場人物がいるのに、完全に一般人勢揃いなんです。リアリティありすぎですよね。

アンヘラ、ちょっとうるさい。住民たちはもっとうるさい。

POVの宿命といいますか、撮影する側がとてもうるさいのです。
RECはカメラマンが別にいますけど、まーアンヘラ可愛いのにめっちゃうるさい。四六時中吠えてます。

話はジェットコースター的に進むので、気にしなきゃいいんですが、これまでのホラーヒロインたちの戦闘民族っぷりをもうちょっと見習ってほしいぐらいでした。だめだよ武闘派にならないと……。

そして輪をかけてうるさいのが、アパートの住民たちです。
大雪で電車が止まって駅員さんに食ってかかる人が沢山いるみたいな感じで、どいつもこいつも自分のことばっかりで大騒ぎ。誰かを責めても状況は良くならないことぐらいわかりそうなものですどね。完全にはけ口です。

子供を連れている母親の言動が特に酷くかったので、犬の件が出てきた時はブーメラン刺さった感じで「あーあ」って思っちゃっいました。ギャンギャン人を責め立ててもいいことないですよ。

周囲の人たちの手のひら返しも凄まじかった。お互い偏見バリバリで普段どういう関係かがうかがえます。もっと違う関係性の人たちだったら、もうちょっと違う結末があったんじゃないのって思いました。

なんにせよ、誰にも手加減しない容赦ない展開で、たいへん好感が持てる作品です。

ラストの部屋がすごい!

続編が製作されているので、結末についてあれこれ考察しても仕方ないですが、あの部屋は初めて観た時はゾクゾクしました。何も解決されないまま終わることなんて、ホラーでは日常茶飯事。あの結末の絶望感はたまりませんね。

最後に出てきたアレは何なのか、この部屋で何が行われていたのかは2作目で明らかになりますけど、それとはまた別で、もっとじっくりこの部屋の資料を見たくなります。ホラー的な研究資料って引きつけられますよね。

まさかの悪魔オチに愕然としましたが、ありがちな感染ホラーの中では大分奇抜な方向に言っていてこれはアリです。
感染の方向性が悪魔っぽくなかったのが良かった。

続編、リメイク版がたくさんあります

スペイン映画なんですが、続編が4まであります。

  • REC/レック
  • REC/レック2
  • REC/レック3 ジェネシス
  • REC/レック4 ワールドエンド

で、アメリカ版リメイクもあります。

  • REC/レック:ザ・クアランティン
  • REC/レック:ザ・クアランティン2

こちらは「REC/レック:ザ・クアランティン」がこの映画の完全リメイクでストーリー展開ほとんどそのままの映画です。「REC/レック:ザ・クアランティン2」は独自の続編でまったく違うお話。

あ、同名で韓国のホラー映画もありますが、まったく別作品ですので、ご注意下さい〜。

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