つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

映画 洋画

【映画】REC/レック3/まさかの脱・POVの衝撃。スピンオフと思いましょう。

2016/07/25

あらすじ

今日結婚式を迎えたコルドとクララ。誰からも祝福され、盛り上がりを見せる披露宴会場。ところが、状況が一変してしまいます。犬に噛まれてしまったと話していた伯父が豹変し、招待客へと襲いかかったのです。噛まれた人は同じように凶暴になり、また別の人へと襲いかかります。
混乱に陥る会場内で、コルドとクララは離ればなれになってしまいます。それぞれに相手を思い、再開を決意するふたりが迎える結末は……?

REC:レック3 ジェネシス

2012年 スペイン
監督:パコ・プラサ
出演:レティシア・ドレラ、ディエゴ・マルティン、イスマエル・マルティネス

内容に触れていますのでご注意下さい。

あれ……? POV……じゃない?!

これまでPOV映画としてリアリティを追求してきたこの作品がPOVじゃなくなってしまいました。
序盤の結婚式映像から最初の発症者が出て大混乱となるまでで撮影映像は終了。そしてそこからフツーの映画になるのでした。ポカーンです。
登場人物たちが録画してるから「REC」なんじゃないのでしょうか。ビックリしました。

ということで、フツーのゾンビっぽい映画になってしまったRECなのでした。
思い切ったなー。

コルドとクララが混乱で離ればなれになり、お互いを探す物語

お話は、結婚式当日、披露宴中に起きた爆発的感染によるパニックのドサクサで離れ離れになってしまったカップルが、お互いの生存を信じ、再開を目指すお話。

コルドはハンディカムで撮影してくれていたいとこ、クララの妹、撮影に来ていたプロカメラマン、著作権調査の人と一旦キッチンへと逃げ込みます。ダクトを通って外に出たものの、まわりは感染者だらけ。囲まれたところで、式場の教会の中に避難していた人々に助けられます。
なんと、感染者たちはなぜか教会の中にはないれない様子。クララの無事を信じて探しに行こうとするコルド。その時、館内放送からクララの声が流れるのです。
クララはというと、神父とともに管制室にいたのですが、そこも感染者に襲われ脱出のために移動します。

神父によると、彼らは悪魔で、死亡した人間の体を操っているとのこと。
だからコルドたちが隠れた教会の中には入れないわけなんですね。

ここまでが前提です。

前作の設定を抑えつつ、全く別の場所で起きた感染。

感染の発端になった叔父さんは犬に噛まれたと言っていました。「死んでいると思った」と言っていたので、この犬が1作目の感染が発覚した飼い犬か、もしくは飼い犬が預けられた動物病院で噛み殺された他の犬たちだと思われます。

このおじさんの感染具合が少々ゆったりで、これまでの他の感染者からすると発症が遅いのではと思いましたが、1作目の転落した消防士や最初に噛まれた警官もだいぶ後からだったので、個人差があるものなのでしょうかね。

経緯は違いますが、同時多発的に起きた事件ですので、前提は一緒です。初見の方には少々説明不足な気もします。まぁ3作目をいきなり見る人もいないのかな?
2での悪魔関連を踏まえています。式に同席していたと思われる神父が彼らを即「悪魔」と判断しますし、聖書の一節を唱えることで、彼らの動きを封じるような状況もあります。

とまぁ、前作の経緯を知っていると、「ああ、はいはい」と納得しやすいです。。

印象としては、3とナンバリングするよりはスピンオフ映画っていう印象でしたね。
本筋と全く関わっていないので。

明るい場所、くっきりした映像! グロさも際立つ。

二手に分かれた主人公たちですが、一緒に逃げた人たちはバンバン死にます。あっさりです。むしろ潔いです。そりゃみんなパーティ途中でドレス姿だし、武器もろくなもんないしでやられるときは一瞬。本当主人公たち強運すぎる。

POV映画にはお決まりの、襲ってきたときにもみ合いになって画面がブレブレになる、という現象が起きませんので、思うままにグロい描写し放題なのです。

見所はやはり花嫁覚醒シーンでしょうか。行く先々で襲われ、どんどん一緒に逃げていた人たちがいなくなってしまいます。もう、コルドも生きてはいない……諦めかけたクララが、一気に立ち直るシーンはいいですね。お互いに相手を奮い立たせるカップル。強い。
そこまでは弱々しく逃げ惑っていたクララでしたが、一気にブチ切れてて「そうだよね、怒るよね、そうだよね」とすげー頷いちゃう。思えば、神父と逃げる時もそうだった。放心してる神父ひっぱたいて一緒に逃げるっていう。その片鱗はあったのだ。
チェーンソーとウェディングドレスはいい組み合わせだなって思いました。

トータル、いい映画だったなと思ったんですが、世間の評判はまっぷたつ

ベタと言っちゃうとそうなんだけど、この結末は良かったです。
絶望的な状況で、執念だけで生き延びた主人公たちが迎えたこの結末は、きっちり物語として幕を閉じた。そんな印象でした。こういうの、嫌いじゃないぞ。

途中まで、「もうこれRECじゃないじゃーん」なんて思って見てましたが、あのアパートを発端として起きた惨劇としてシリーズに並んでも遜色ないと思います。

あと、主演の女優さんがかわいいのです。マスカラだのなんだので後半顔がグッチャグチャでしたけど、それでも綺麗ですね。凄みがある表情が印象に残ります。

やっぱりスピンオフ的扱いにすべきだったんじゃないかなとは思います。
辛口評価、ナンバリングタイトルにしちゃったのが原因でしょう。続編じゃなくて違う切り口にしたよ、て言われれば受け手がまた違ったのではないでしょうか。

あんまりシリーズにこだわらずに楽しむ作品です。

-映画, 洋画
-, ,