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漫画 読書について

【漫画】バーナード嬢曰く。/読書好き必読の漫画。読書あるあるありすぎ!

2017/01/23

図書館の隅でいつも本を読んでいる「バーナード嬢」こと町田さわ子。彼女は図書館に入り浸っていますが、読書家ではありません。

彼女は自分は読書家である、というポーズを作っているなんちゃって読書家なのです。

そして、町田さわ子を取り巻く図書館常連メンバーがこちら。

ちょっと前のベストセラーを古本で買って読むのが趣味の遠藤。
遠藤に片思いするシャーロキアン図書委員の長谷川スミカ。
ガチ読書家でSFオタクの神林しおり。

バーナード嬢曰く。
著:施川ユウキ

彼らとともに充実した読書ライフを送る町田さわ子の日常漫画です。この表紙みたいな漫画がずっと続きます。
ちなみに、なぜ「バーナード嬢」なのかは1ページ目でわかりますので、本編でご確認下さい。

本が好きなら絶対に楽しめる!

この漫画は、読書家あるあるが山ほどあります。
そして恥ずかしながら、わたしは文学というものを忌避してきましたので、読んだことのある本の方が少なかったです。
高校生の頃ミステリにハマりましたが、海外ものはほとんど読みませんでした。エラリークイーンやアガサ・クリスティをちょっとだけかじって終わっちゃっいました。だって日本のミステリで面白くて読みやすいのいっぱいあるんだもん……。

とは言っても、江戸川乱歩が大好きだったので、日本の古典と言われるものはちょこちょこ読んでいます。
海外文学だと翻訳の文体が苦手なのと、外国人の名前がどうしても覚えられないというのが原因で遠ざかってる気がします。

とまぁ読書傾向の偏りが激しかったこともあり、わたしはここで語られる本のほとんどが未読です。でも楽しめた! そしてちょっと読んでみようかとすら思わせる。すごい漫画です。

読書あるあるがありすぎて首ちぎれるぐらい頷いてしまうことでしょう。 グサっとくるところがいっぱいで、わたしもバーナード嬢を笑えんなぁと反省。

学生時代、自分が読んでいた本は……と思いを馳せてしまうこと間違いなしです。
綾辻行人の「殺人鬼」をうっかりご飯前に読んで気持ち悪くなったのはいい思い出です。

意外と本を読んでいる町田さん

カッコだけの読書家だった町田さんですが、なんだかんだ言いつつちょっとずつ本を読むようになっていきます。
神林さんにごりっごりのSFをおすすめされ、一応ちゃんと読むんですよ。えらい。

海外のSFの挫折経験はけっこうあるある何じゃないかと思うんですがどうでしょうか。
海外文学にしろエンタメ小説にしろ、翻訳がどうにも読みにくいことが多いんですよね。訳が悪いというよりは、英語を訳すとどうしたって読みにくくなるもんだよなと思うんです。最初っから日本語で書かれた本の方が読みやすいのって当たり前ですよね。

ラヴクラフトとか、めっちゃ読みにくいけど、これってたぶん原文がこんな感じなんだろうと思うんです。こういう作風。翻訳の人悪くない。

そして町田さんは「ドグラ・マグラ」を読めたんなら、十分だと思っちゃう。本好きじゃないとアレ読破厳しいでしょ……。

町田、神林の関係性の変化に着目

最初は町田さんにツンケンしていた神林さんですが、2巻目ではかなりデレ始めています。

町田さんはたしかに、読書家としては邪道かもしれませんが、毎日図書館でこんなやりとりができたら楽しいだろうな……とうらやましくなります。本についてここまでギャンギャンやりあったことなんてありませんからね。
SFオタクでめんどくせー扱いされている神林さんですが、皆もちゃんと話聞いてくれるし。

神林さんと長谷川さんがお互いに本を貸しあっている姿を見て「動画撮らせて……」と言っている町田さんのきもちがすごくわかる! わたしもこんなやりとりしたかったー!! 読書友達欲しかった!!

他にもオススメポイントが沢山あって書ききれない

間に入る作者である施川さんのコラムもまた面白いです。
こういう漫画を描くだけあって、本がお好きなんだなぁというのがわかりますね。
特筆すべきは「KAGEROU」についてです。熱い。熱すぎる。神林さんの語りと合わせて施川さんのコラムもお読みいただくとバッチリです。

知らない本に関しての回でもめっちゃ面白くて、なんか読んだ気になるから、バーナード嬢の素養はわたしにもあるような気がします。文豪に謝れ。

本の他にも、お風呂での読書についてや、ポメラについてなどの回もあって、がっちり捕まれることまちがいなしです。

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