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【映画】バイオハザード/独自展開を続けるハリウッド映画版バイオハザード

2017/01/22

原作と映画の関係性は難しいもので、そのまま作っても面白くないし、かといって過度なアレンジは原作をないがしろにしかねないものになります。

この映画は、原作であるゲームを踏まえつつも、そのストーリーをなぞることはしない完全なオリジナルで展開していきます。
それがむしろ良かったと思うんです。

ゲームを大前提にしないことで、まったく知らない人にも受け入れやすく、わかりやすいストーリーになりました。ゲームはどうしても攻略の楽しさが大きいので、ともすればストーリー展開は映画にすると単調になってしまう部分もあります。難しいもので、ゲームでストーリーを重要視するあまり、ゲームとして微妙になるということもあります。
そういうバランスが、映画とゲームでは違うんだと思うんです。

思い切って完全オリジナルストーリーを作ったっていうのは大正解でした。

あらすじ

浴室で倒れていたところを目を覚ましたアリス。シャワー中に倒れたらしいことはうっすら覚えていますが、彼女は記憶を失ってしまっていました。

自宅と思われるよう館内をさまよっていると、突如特殊部隊が突入してきます。彼らはアリスに向かって「状況を説明しろ」と言いますが、答えることはできません。彼らによると、安全装置が働き、そのガスのせいで一時的に記憶喪失になっているということでした。

彼らによると、アリスはアンブレラ社の社員で、極秘の研究施設の入り口になるこの洋館の警備とカモフラージュのために夫婦を装ってここに住んでいたというのです。
彼らとともに地下の実験施設へと同行するアリスでしたが、その地下では恐るべき実験が行われていたのです。

バイオハザード

2002年 アメリカ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス

説明不要の大人気シリーズ。

ゲームに勝るとも劣らない濃いキャラクターたち

映画のバイオハザードシリーズを牽引するヒロインのアリスはもちろんですが、注目すべきはミシェル・ロドリゲス演じるレイン。
研究所内に侵入するためにきた、アンブレラ社の特殊部隊の隊員なのですが、男気溢れまくってます。同僚のJDとは親しい友人のようで、任務中もお互いに軽口を叩きあう仲。戦闘民族!という感じの雄々しさがハマり役です。

人じゃないのに印象が強いのは、研究所を管理する人工知能、レッドクイーン。
研究所に侵入する目的が、このレッドクイーンの停止です。彼女の暴走により、研究所内をの人間が残らず殺されてしまったため、特殊部隊が派遣されたのです。少女の姿を模していながらも、凶悪。人工知能特有のドライな手段の選ばなさと、少女というギャップがいいです。

ちなみに、角川ホラー文庫で出ているノベライズは、この映画とは少し違う展開をします。牧野修さんというホラー作家の方が書かれています。この人は戦闘民族系の女性を書くと最高でめっちゃ好きです。未読の方は是非読んでみることをお勧めします。レッドクイーンの印象ががらっと変わりますよ。こっちの展開でもまた面白かっただろうなぁ。
アリスとレインの関係性も小説ならではの表現で掘り下げているので、オススメです。

ちなみに、クリーチャーの種類は少なめ

ゲームファン的には、ストーリーはともかく、バイオのクリーチャーたちはどのくらい再現されるのかが気になるところですよね。

スタンダードな研究員のゾンビ、ゾンビ犬、リッカーの3種類でした。
こうして並べると少なく感じますが、どちらかというとゾンビ映画なニュアンスが強いです。ゲームのように攻略するわけではありません。一般人がゲームのラスボス的なものを銃で倒すのは厳しいでしょう。映画的リアリティにはちょうどいいぐらいだと思います。
いや、だってリッカーとかフツーに銃弾当たんないって……。

まぁここは1作目ということで、スタンダードに収めたんでしょう。続きができる前提っぽいエンディングでしたしね。

1作目にして最高の物になってしまった気がする

続編もどんどん制作され、大人気となっているシリーズですが、やはりわたしはこの1作目のオリジナル具合が絶妙だった気がします。
ここから先の展開はゲームとかなりかけ離れて行くので、映画は映画と割り切って楽しむのがいいでしょう。こっちはこっちで面白いですし。
映画、バイオハザードはあくまでもアリスの戦いが主軸です。彼女が迎える結末を楽しみに続きを待とうと思います。

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