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【映画】ザ・ウォード 監禁病棟/ネタバレ厳禁! 先にオチを知っちゃうと後悔します!

2017/01/20

ネタバレをされると台無しな映画というものがあります。

この映画は確実にそれに含まれていますので、ネタバレなどは見ずに鑑賞することをおすすめします。知っていたら知っていたで、改めてみて発見が多かったりするんですけど、1回目はピュアな心で見る方が絶対にたのしめます。

ということで、今回はネタバレ配慮した記事になっています。

あらすじ

何かから逃げ、ある家に火をつけたクリステン。彼女は警察に捕えられ、精神病院の監禁病棟へ移されます。
そこにはクリステンの他に、アイリス、サラ、ゾーイ、エミリーの4人の少女がいました。

担当医の面接を受け、自分はここに監禁されるような状態ではないとクリステンは訴えます。しかし彼女は放火以前の記憶を失っており、それも医師の指摘で気がつく始末。冷静さをなくしているクリステンに退院の許可はおりません。

個室に案内され休むクリステンですが、寝ている間に誰かが部屋に入ってきている気配を感じます。その後も房の外をうろつく気配は消えません。しかし訴えても誰も取り合ってはくれませんでした。

そんな中、クリステンに友好的だったアイリスが退院できるかもしれない、と担当医のもとへ面談に向かいます。そしてアイリスはそのまま姿を消してしまいます。言葉を濁す看護士たちに不審を抱き部屋を調べると、私物はすべてそのまま残っており、退院したとはとても思えない状態でした。

クリステンはアイリスを探し、病院から抜け出すことにするのですが……。

ザ・ウォード 監禁病棟

2011年 アメリカ
監督:ジョン・カーペンター
出演:アンバー・ハート、ジャレッド・ハリス、メイミー・ガマー

うっかりネタバレを踏むと台無しになります

冒頭から情報がとても少ない状態で始まります。
クリステン自身が記憶を失っているのと、監禁病棟という場所柄、情報を収集するということも不可能に近くなかなかストーリーが掴みにくいです。

冒頭に放火をするクリステンですが、それも彼女がなぜ、なんのために火を放ったかというのも本人が分からないのです。

主人公がこういう状態なので、映画が進んでいっても誰が言うことを信用するべきか、というのが非常に難しい。そもそもとして彼女の言動だって信じられないのです。なんと言っても冒頭で想いっきり放火していますし、さらに記憶もない。精神科医と話せば興奮する。抜け出す暴れる言うこと聞かない。コイツ大丈夫か、と不安にもなります。
だいたいにして記憶がないのにここから出てどうするつもりなんだろう、と不思議になります。

クリステン以外の人たちも、比較的まともなアイリスはともかく、サラは自意識過剰がすごいし、ゾーイは内気で精神も幼い、エミリーは言ってることをどこまで信用していいのか分からない印象。看護士たちは冷淡に見えるし、医師はなんだかうさん臭い。

こうして並べてみると、クリステンがとてもまともに感じるのですが、彼女にはそもそも記憶がない。

観ているがわにもなかなか不親切設計の映画に仕上がっていますが、それも仕掛けのひとつということなのでしょう。

舞台は60年代の監禁病棟

観始めるとすぐに大分昔に時代設定しているのが分かります。
登場人物たちの服装がレトロでかわいい。個人的には看護士の年代を感じる制服がいいですね。演じてる女優さんが、仏頂面も相まって似合いすぎです。

そして最高なのが、精神病等の設備です。
まだ電気ショックを行っていた時代なので、その辺の処置も酷いですね。洋画によくある閉鎖された精神病院の廃墟に忍び込む的な話で出てくる道具がゴロゴロしています。

逃げ出すためにクリステンが病院を走り回るので、そこでみられる病院内の様子にも注目。

ジョン・カーペンター監督作品ではちょっと異色?

時代設定のせいかどこか古典的な印象を受けます。
ジョン・カーペンターと言うとSFやアクション絡みのホラーのイメージが強かったんですが、こういう正統派な雰囲気も作れるんだなぁと幅広さを感じました。

エロ成分はなし。
グロは少なめ。ただし耐性のない人にはキツいシーンも少しあり。

オチを先に知ってしまうと本当に台無しな映画になってしまうので、予備知識入れようという場合は注意しましょう。

ジョン・カーペンター監督作品の感想はこちら

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