つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

映画 洋画

【映画】エイリアン3/今度は囚人だらけの惑星でエイリアンとバトル! リプリーの受難は続く。

2017/01/19

舞台は囚人の惑星。
数名の管理者がいるものの、そこに暮らすのは囚人たち。しかも凶悪犯ばかり。そこに女性のリプリーが放り込まれるというだけでゾワッとなります。

さらに、エイリアンが出現しても、武器らしい武器もなく、頭を使って戦うしかありません。荒くれ者に見える囚人たちですが、気が小さく(リプリーに比べて)、統率するのも困難です。

という感じで、シリーズ中1番絶望的な状況じゃね?というのが本作の特徴です。

あらすじ

エイリアンのいた惑星から脱出したリプリーたちは、コールドスリープ状態になり、地球へを目指していました。しかし、宇宙船は原因不明の事故が起こり、リプリーたちを乗せた脱出艇が切り離されてしまいます。

脱出艇は、囚人たちの暮らす惑星に不時着。その衝撃でニュートとヒックスが死亡。リプリーだけが生きて救助されました。
囚人たちは、独自の宗教を信仰し、それにより秩序を保っています。所長はそこにリプリーという異分子(女性)が入ることで秩序が乱れることを恐れます。

医師のクレメンスに案内され、宇宙船を確認するリプリー。そこに酸で溶けたような跡を発見します。ニュートの遺体を確認し、解剖してもらいますが、エイリアンは寄生していませんでした。

しかし、脱出艇に潜んでいたフェイスハガーは、囚人の飼っていた犬へ寄生しており、一体のエイリアンが産まれてしまいます。

エイリアン3

1992年 アメリカ
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:シガニー・ウィーバー、チャールズ・ダンス、チャールズ・S・ダットン

囚人とその管理者たち

軍ものの映画でもよくあるんですが、坊主頭で服装が統一されていると、キャラクターがごっちゃになってわからなくなるという難点があります。
例によってこの映画も、主要人物たち以外のその他の囚人たちを見分けるのがとても困難。

囚人たちは、キリスト教(?)のような宗教により改心(してることになってる)し、惑星が閉鎖されることになったときに、志願してここに残ったという奇特な人たちです。

医師のクレメンスもそうです。彼自身、囚人としてこの星にやってきましたが、服役を終えた後に医師としてここで働いているようです。彼の言う通り、彼らはここから出たところで行くところもないのは確かなのでしょう。

囚人以外は、所長と副官のアーロン、そして医師のクレメンスだけです。
所長や副官はいますが、見たところ裏できっちり仕切っているのはディロンで、所長やアーロンは管理者に過ぎない印象です。

囚人たちのリーダーがいい味出してる

リプリーの登場で彼らの規律が乱れかけますが、彼らのリーダーのディロンにより制圧されます。
このリーダーのディロンがいいですね。
偏見を持たずリプリーを見ていて、彼女の話すことに耳を傾ける数少ない人です。
そして何よりも、言葉に力のある人物です。完全にビビっている囚人たちを鼓舞し、焚き付けるのはもちろんですが、彼自身が囚人たちを家族のように思っているのではないかとも思えるのです。
宇宙船だったら艦長のような立ち位置でリーダーシップを発揮します。

リプリーの話をまともに聞いて理解ができるというだけで、この地では貴重な人材です。

一番絶望的な状況

エイリアンと対峙する武器のない囚人たちは頭と体を使うしかありません。
むちゃとも言える作戦ですが、やらなければ死ぬしかないと言う絶望的な状況。ディロンが言うように、闘って死ぬか、ただ死を待つかの2択でしかないのです。隠れる場所もなければ、エイリアンが諦めてくれるはすもない。

逃げたい気持ちや絶望感を、文句を言うことで囚人たちは抑えているようにも見えます。

だからこそ、それを乗り越えて闘うリプリーやディロンの姿が光ります。

アーロンの典型的な事なかれ主義は、とてもイラつくものです。でも、実際極限状態ではこういう人の方が多かったりするんじゃないのかなと思ったりして。
リプリーがウェイランド社を信じないのは、これまでの経緯があったからです。それを実感できない上に、囚人でもないアーロンからすると、丸くおさめるために、力を持つものにすがりたいというのも分かるんです。会社から迎えが来るなら、それまで隠れて持ちこたえようと考えても不思議ではないですよね。

今回のエイリアンは1体のみ

犬に寄生し産まれたエイリアンは、これまでのものとは形が違い、犬のように四足歩行がメインです。動物的なものが強いのか、天井を走り抜けたりします。ベースの生き物に由来するようですね。思えばこれまでは人間に対する寄生ばかりだったので、みんな同じタイプで産まれるのも納得。

前作の数で押してくるエイリアンに対し、今回は一体のみです。それが物足りなさを感じさせるのは確かです。
しかし、今回は舞台となる惑星が余りにも特殊です。

リプリーの置かれたあまりにも絶望的な状況。そしてそこに現れるエイリアン。
結末まで目の離せない展開の連続です。

関連記事/エイリアンシリーズの記事はこちら

-映画, 洋画
-