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【映画】THE 4TH KIND フォース・カインド/アラスカの田舎町で起きた衝撃の事件

2016/12/12

実際に起きた不可解なエイリアン関係の事件を元に、再現と当事者のインタビューを挟みつつ作られた映画……という形式で作られています。

エイリアンの誘拐をテーマにしており、小さな街の中で起きる恐怖と主人公の孤独な戦いを描いています。戦闘民族なイメージのあるミラ・ジョヴォヴィッチが、家族を守るために奮闘する主人公の女性を演じており、普段とはなかなか違うキャラクターです。

あらすじ

夫のウィルを殺された精神科医のアビゲイル。友人でもある精神科医に相談し、当時の状況を思い返します。
夫とベッドを共にした後、彼女の隣で眠っていたウィルが何者かに刺し殺されます。アビゲイルは犯人の顔を見ているはずだと思い出そうとしますが、彼女は体が凍り付いたようになり、動けませんでした。

事件から2年後、アビゲイルは自分の患者たちが白いフクロウを夜中に目撃する話を聞きます。全員が同じような証言をしており、不可解に思うアビゲイル。その患者のひとりに催眠療法を試してみるのですが……。

THE 4TH KIND フォース・カインド

2009年 アメリカ
監督:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ

※ネタバレ注意

再現映画を交えることで、よりリアリティが増すフェイク・ドキュメンタリー

冒頭でミラ・ジョヴォヴィッチが登場。主人公の女性を演じますよーと語ります。さらに、監督がミラジョヴォが演じる女性にインタビューするシーンが挟まったりして、本気でドキュメンタリーな雰囲気に。

再現映画と、実際の映像(とするもの)を組み合わせている演出で、話の信憑性を高めていきます。
元の映像とされるものはそれらしく作られているので、単純に映画だけを観るともとの話は実際にあったみたいな印象を受けます。

この辺りはかなり作り込んだフェイクで実際に起きた事件ではありません。
作中で語られる行方不明者数に関しても演出で実際の数字とは異なっているようです。

そう考えると、実際のアビゲイルとして作品の中に登場した女性の演技力と役への寄せ方がすごいです。
やせこけて目がギラギラしてる尋常じゃない感じが、あまりにもリアリティがありすぎでした……。役者だー。

エイリアンとの遭遇

タイトルになっている「THE 4TH KIND」とは第四種接近遭遇という意味。

エイリアンとの接近遭遇には段階があり、この第四種接近遭遇とはいわゆるエイリアンによる誘拐、実験を差しています。

簡単に説明します。

第一種接近遭遇……UFOの目撃
第二種接近遭遇……UFOの痕跡
第三種接近遭遇……UFOに乗っているものとの接触

4段階以降も存在しています。詳細はこちら→Wikipedia「接近遭遇」のページ

タイトル通り、この話は第四種接近遭遇の話ということです。
お店によってはジャンルがサスペンスになっていたりするのでご注意。ジャンル分けって謎。

モヤモヤするラストはしょうがない

フェイクドキュメンタリー風の映画にはよくあることですが、結局真実はどうなのかは闇の中、という終わり方をします。それもストーリー紹介にあるように「信じるか信じないかはあなた次第」ということなのですね。
何らかの結末を求めるのであれば、この手の映画は見ない方が良いのかなと思うので、これで腹が立つならフェイクドキュメンタリー(特にエイリアン系)は向いてないと思うしかありません。

色々観てきましたが、まぁエイリアンアブダクション物の映画で、すぱっと綺麗に決まった物語ってなかなかありません。大概この映画のように、ぼやかしたエンディングを迎えます。

言うなれば、エイリアンという存在がいたとしても、その考えは理解不能です。人間を攫ったり何度も実験したり、動物の内臓抜き取ったりしてる時点で、話なんて通じません。人間とは違う次元の精神構造をしているとしか思えないのに、彼らの考えを理解できるはずがないのです。

今回の場合も攫われた娘のアシュリーだけは返してもらえませんでした。そこに人間が理解できる理屈があったら、納得できるものになったでしょうか。
絶対思うはずです。「このエイリアン人間みたいだな……」って。

ホラーテイストに仕上げるエイリアン・アブダクションものは、相手を理解不能かつ理不尽なものとして描いていることが大半です。いわば天災と同レベルです。なのでこういう映画を選ぶ時は、「だいたいモヤッとした結末になる」と思っておいた方が無難。結局何も分かんないのかよ!と怒らずに済みます。

だってこの映画もモヤッとした終わり方ですが、別につまんないわけではありませんからね。

エンドロールがいいぞ

なかなか新しいのがエンドロール。
延々と地球外生命体との接触を語る人々の音声が流れるのです。音楽一切なし。
こんなの劇場で流れたら、最後まで席立てませんよね。面白い演出です。

このエイリアンによる接近誘拐と言うとアメリカ! って言うイメージが強いですね。
日本では映画もあんまりそっち系はないし、目撃談も未確認飛行物体ぐらいでMr.グレイ的なものは聞いたことがありません。夏の特集も心霊ばっかりでエイリアンはやらないしなー。

やっぱり文化の違いでしょうか。

エイリアン・アブダクションもののおすすめ

エイリアンアブダクションもののフェイクドキュメンタリーだと「スキンウォーカー・プロジェクト」が記憶に残っています。

地味ながら、理解不能な恐ろしい存在としてエイリアンを描いており、それに関わった人々がどうなってしまうのかという部分にだけスポットを当てています。
この映画も大量に謎を残すので、スッキリは全然しない話ですが、なかなか楽しめたのでおすすめ。

記事はこちら
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