つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

映画 洋画

【映画】ブレイド/人間とヴァンパイアとの境界線にいる男、ブレイド

2016/12/12

人間とヴァンパイアのハイブリッド・ブレイドが活躍する人気シリーズ1作目。

アメコミ系の映画化作品の中でなにげに一番好きだったりします。ダークな世界に惹かれますね。
このシリーズは悪役も魅力的なのがポイントです。残酷で享楽的なヴァンパイアたちと対照的なストイックさを見せるブレイドの対比も印象的。ブレイドの特殊な武器の数々にも心が躍ります。

あらすじ

人間とヴァンパイアが秘密裏に共存している世界。ヴァンパイアハンターのブレイドは母親の復讐のために闘っています。

病院に勤めるカレンは運び込まれた遺体の調査中、ヴァンパイアに襲われます。炎に焼かれた遺体と思われたのはヴァンパイアだったのです。そこにブレイドが現れ、噛まれたカレンを連れ出します。

ブレイドの住処へ連れて来られたカレンは、相棒のウィスラーから治療を受けます。しかしそれは確実なものではなく、このままヴァンパイアと変化してしまう可能性があることを告げられるのです。

ブレイド

1998年 アメリカ
監督:スティーヴン・ノリントン
出演:ウェズリー・スナイプス、スティーヴン・ドーフ、クリス・クリストファーソン

※ネタバレ注意

人とヴァンパイアの境目にいる男、ブレイド

人間とのハーフとなっていますが、両親はおそらく人間。妊娠中に母親がヴァンパイアに噛まれたため、産まれた時からヴァンパイアの要素を持っていたようです。
普通のヴァンパイアとの共通点も多いですが、彼らよりも人間に近い分強みもあります。

人の血を飲むことはせず、血清を打つことで血への欲を抑えています。
普通のヴァンパイアと違い、日の光を恐れる必要がありません。

なぜ狩りをするのか

母親の一件やウィスラーとの出会いで、彼は無敵のヴァンパイアハンターとして生きていくことになります。母親を襲ったヴァンパイアであるフロストを憎んでおり、最終的に彼を狩ることを目的にしています。

ウィスラーは家族をヴァンパイアに殺されており、そのため彼らを根絶やしにすることが生きる糧になっています。
ブレイドとウィスラーは疑似親子のような関係性。本人はあくまでビジネスライクな関係だと話します。
瀕死のウィスラーに銃をよこせと言われ、嫌だと答えるブレイドは息子の顔をしているように感じました。同じ目的で闘ってきただけでなく、口にしなくてもお互いにそれ以上の関係だと思っているのが伺えます。

ブレイドはヴァンパイアを憎み狩りながらも、自身もヴァンパイアとしての特性を持ち血を欲することにジレンマを抱えています。

ヴァンパイアの中でも階級がある

ブレイドの敵であるフロストは、元々人間で噛まれてヴァンパイアになった男です。幹部たちは生まれながらにヴァンパイアで、フロストのことを危険視しています。

フロストはそんな幹部たちの意見になど耳を貸しません。彼にとっては幹部たちも自分の野望を果たすための道具でしかありません。純血種たちが解読を諦めているヴァンパイアの古文書(?)を自力で解読し、自らがヴァンパイアの神になるために画策しています。

しかしフロストは純潔ではないことにコンプレックスを持っているようで、それもあり彼ら純血種を越える力を手に入れようとしているように感じました。

ちょっと「?」なのが、儀式が始まる前に、集めた幹部たちのひとりを仲間が殺していること。それにも関わらず儀式は成立しており、ちょっとそこ納得いかない。
もしかすると、結果ブレイドにフロストが敗北するのもそれが原因で儀式が不完全だったとか……?
だとしたら仲間が間抜けすぎる。

親子愛とかどこ行った

母親を殺したヴァンパイアを狩るために長年闘い続けてきたブレイドですが、その母親がなんと敵方として登場。フロストの愛人のひとりとなっていたのです。
予想外の再会に動揺するブレイドは捕われてしまいます。

ブレイドの母は、結局のところ母親である自分を捨ててヴァンパイとして生きる方を選んでいます。そこに情はなく、なんの罪悪感も感じていないことはその表情から読み取れます。

ウィスラーとの関係性と比べると、その薄情さがよく分かります。

ブレイドに助けられたヒロインのカレンは、彼に対し「愛は人間の証だ」と語ります。ブレイドの母親はヴァンパイアになった時点で、愛情を失ったのでしょう。

ヴァンパイアの神ってどういうかんじなの?

確かに、胴体まっぷたつにされても元に戻っちゃたり、高速で腕を再生したりとハイパーぶりが披露されています。しかしそれだけで神とかちょっとなぁ……。

切られる刺されるは効かない。紫外線ももう平気。とりあえず呈示された要素はそのぐらい。

とするとフロストさん古文書過大評価しすぎたんじゃね?というのが感想。神というより、弱点克服したヴァンパイアといったほうが正しそうだし。

カレンの作った新しい武器でやっつけてメデタシメデタシ。

ヴァンパイア系の映画で、あんまりルックスをモンスター寄りにしていないのが珍しい。フロストも神(?)になっても変わったのは目ぐらいですもんね。

色々とケチ付けてますが、楽しいアクション映画です。
シリーズ通してぶれずにブレイドカッコいい映画なので1作目が面白かったのなら3作目まで楽しめるはず。

-映画, 洋画
-