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【映画】ディアボリカル/夜な夜な現れる血まみれの人間。この家で何が起こっているのか?!

2016/12/02

シングルマザーと家族たちが暮らす家に突如表れる謎の幽霊たち。逃げるに逃げられない事情があるファミリー総出で闘うお話。「バイオハザード」シリーズでクレアを演じたアリ・ラーターが主演です。

ツッコミどこがいっぱい。

ディアボリカル

2015年 アメリカ
監督:アリステア・ルグラン
出演:アリ・ラーター、アルジュン・グプタ、パトリック・フィッシュラー

※ネタバレ注意!

あらすじ

夫を亡くし1人で娘と息子を育てているシングルマザーのマディソン。
息子のジェイコブは同級生に暴力を振るったことで指導を受けていたりと、家族の問題を抱えています。

家はには夜な夜な正体不明の幽霊のような物が出現し、それも彼女たちを悩ませていました。専門家も逃げ出してしまい、手だてがありません。

そんな中、さらに家の抵当権を持つ会社から売却を要求されてしまい……。

正体不明の幽霊(?)が出現する家

問題だらけの家庭を必死に維持する母親のマディソン。
夫は精神を病んで亡くなり、今は息子と娘と3人暮らし。息子の通う塾(?)の講師といい感じで、生活は苦しいけど大変なばかりではないもよう。

息子のジェイコブは気が短く、同級生に対し暴力を振るったことで福祉の人の面談されています。殴るのには理由はあるものの、沸点が低いのが問題視されています。

家族全員の元にまんべんなく現れる謎の幽霊っぽいものは、危害を加えようとしているのかはよくわかりません。
呼んだ霊能力者や調査の人も速攻で逃げ出してしまってお話にならないし。

娘のヘイリーは幼いせいかあまり怖がっておらず、出現するそれに話しかけたりしています。それを考えると一概に危害を加えようとしているとは言いがたいところ。

逃げたいけど逃げられない

とっとと売り払って逃げればいいのに、と思うんですが、そんなときに子供達に謎の病気が発症します。家から出るとアレルギー反応のようなものが出てしまうのです。出現する怪物に触れられたせいだと思われますが、原因不明。

家にいるしかなくなる→退治するしかない、とこじつけるのに必要だったようです。なんで触られてあの家に縛られるようになるかはよく分かりません。

家を出ると原因不明の発作が起きる、ということをネットで調べていて、家の抵当権を持つ会社の研究がヒットします。それをヒントに謎を解いていくことになるわけです。

終盤いきなり物理攻撃に転じる

最初はキャーとか言って逃げるだけだったのに、終盤物理攻撃が効くようになります。おかげで相手ボッコボコ。ドアでバンバン指挟まれる幽霊に複雑な気持ちになります。

幽霊って言う表現がちょっと違うのは最後まで観れば分かるんですけど。途中までは殴っても消えるから物理攻撃は効かないんですよね。

話の感じだとヘイリーのところに出現していたのが未来のジェイコブっぽい気がするんですが、その辺の違いもよく分かりません。急に実態を伴って現れるようになるっていうのにも理由はなさそうです。あっちの精度が上がったってだけですかね。

巻き添えで家を買い取ろうと来ていたオッサンが死亡。
家族側にほとんど犠牲がないのに、なぜかオッサンだけがあっさり死亡。指ベトーってなってたのはよく分かりません。あいつに触られるとあんな風になるっていうわけでもなさそうです。
攻撃方法も包丁だしな……。

こじつけが多いSF

ジャンルは多分ホラーで分類されていますが、展開は急にSFに切り替わります。ママの彼氏がたまたま問題企業の問題の部門で研究していた、というスゲー偶然が作用して謎が解けます。

未来のジェイコブが送り込まれていた件は偶然じゃないのかな? 分かっていて元実家に送っていたんなら会社かなり鬼畜。さらにママを殺された怨みで会社を襲った未来のジェイコブ自身が、家族を襲いまくるっていう謎展開。ママに再会して涙するところじゃないのか?!子供の頃知能が高かったジェイコブが未来であんな感じなのは、脳をいじられているっぽいせいかな、たぶん。

ジェイコブ以外の囚人は、テレポーテーション&タイムスリップの影響であんな感じに変容したってことでしょうか。妹と話してたのもジェイコブっぽいし。一応息子のジェイコブが気が短く暴力的なのは伏線なのかな? 未来のジェイコブは母親の仇だと会社を爆破しようとしたあげく実験台にされるという。

最終的にピカピカに治療されたママが帰ってくるわけですが、これはハッピーエンド……? あっちの会社の人が心入れ替えて治療して送り返してくれたんでしょうか。

抱いた疑問に対する答えはたぶん、ない

考え出すと色々と矛盾や疑問点がたっぷり出てきます。深く考えなくてもなんの問題もないし、映画作った人もそこまで考えてないです。なので観る側の「ま、いいか」力が試されます。

登場人物たちのドタバタ感がすごいんですが、観る側はそこまで感情移入ができません。設定はベタだしあるあるなんですけど、積み重ねが薄いっていうか……。ジェイコブ関連は一応伏線ですけどね。

バイオハザードの映画シリーズにクレア役で出演しているアリ・ラーターさんがシングルマザーを熱演しています。彼女のがんばりに映画がついてきていません。

ちょっと変わった幽霊屋敷ものをやろう、ということでSFに舵切ったんでしょうが、奇抜な設定に脚本が追いついていないという印象です。

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