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【海外ドラマ】FRINGE フリンジ シーズン1/こんなドラマ観た事ない! 天才なのに天然ボケ博士がツボになる。

2016/10/24

フリンジの大まかな紹介はこちらで書いています。

海外ドラマは長いし濃いので、ストーリー展開や人間関係にまで触れると、1記事じゃ収まりません。最初は全シーズンまとめてネタバレありの感想を書いていたんですが、えらい長文になってしまったので、シーズンごとに分けることにしました。

各シーズンごとに毛色が変わって行くので、その辺も含めて分けるのがいいかなと。
シーズンごとの記事のリンクは記事の下にまとめてあります。

※ネタバレ注意!

ではシーズン1です。

シーズン1のストーリー展開

1話完結の犯罪捜査ものっぽい雰囲気がまだ強い時期です。
始まったばかりなので、フリンジチームが出来上がっていく過程というイメージですね。

前半はオリビアと彼女の相棒であり恋人だったジョンの関係をベースに、彼がどこかのスパイだったのかどうか、というところに焦点が当たります。

ジョンの脳内に侵入したオリビアの後遺症が解消したあとは、博士がかつて行っていた実験についての話になっていきます。コーテキシュファンという薬を使った実験が鍵になっており、「もうひとつの世界」との繋がりについてが主題に。

悪役として元マッシブ・ダイナミック社に勤めていた犯罪者のデビッド・ロバート・ジョーンズが暗躍し、オリビアたちを翻弄します。

シリーズでは珍しい、きちんとした終わりを迎えます。

物語の主人公、オリビア・ダナム

ジョンが亡くなった後のオリビアはどちらかと言うと仕事馬鹿の堅物イメージです。

弱音を吐かず、常に自分から危険に突入して行く彼女の強さは憧れます。1話目からウォルターの実験に自分を差し出すあたり、かなり肝が据わっています。

後半でオリビアの妹が登場し、姪と共にオリビアの家で一時的に生活するようになり、オリビアの素の顔も垣間見えるようになります。姪からも好かれており、可愛がる姿に捜査官とはまったく違う表情を見ることができます。

仕事の姿だけが彼女の本質ではないのがよくわかりますね。

ブロイルズの変化にも注目

シリーズを一通り見終えると、1話目でのブロイルズのイヤミな上司っぷりが新鮮。今にして思えば、序盤の数話でかなりオリビアの資質を試しているのがわかります。

最初の頃オリビアは多くを知らされない苛立からブロイルズに食って掛かることもあります。確かに感情的になることも多いですが、だいたいが事件に対する憤りです。それが彼女の原動力になっている部分もあります。
その熱意と彼女の中にある正義感、そしてなによりその実力にブロイルズは信頼を置いているのです。

オリビアも言いたいことははっきり言いますが、それは言いたい放題ということではありません。ブロイルズに敬意をもちつつ、言わなければいけないことを言っているだけなのです。

はっきり言ってくそ生意気な部下でしょうけど、そういう部分込みでオリビアという人間を評価しているんでしょうね。

疑惑でいっぱいマッシブ・ダイナミック社

マッシブ・ダイナミック社はまだまだ疑惑の多い描き方をされています。

CEOのウィリアム・ベルはウォルターとかつて一緒に研究していたという曰く付き。かたや精神を病んで病院に入院、かたや世界的大企業のCEOという格差。ウォルターはなにげにそれを気にするような発言をしたりもしています。

ウィリアム・ベルはぜんっぜん姿を現さないし、その右腕とも言えるニーナ・シャープは思わせぶりな発言が多く、オリビアの追求も上手くかわします。

こういう企業って敵な事の方が多いですから、オリビア同様シーズン1ではイマイチ信用ができないというのが正直な印象です。実際別の製薬会社が黒幕だったり他所の研究施設が発端だったりする事件も多く、マッシブ・ダイナミック社も例外じゃないように見えるんですよね。

オリビアをスカウトしたりしますが、どこまで本気なのか……と思わされます。が、後半まで見てみると案外本気っぽい。シリーズ通して見れば、ニーナはオリビアを大変高く評価しているのが分かります。

オリビアの同僚、チャーリーが超いい人!!

チャーリー大好きです。
パターンの事件に関して多くを語れないオリビアに対し、いつも事情は聞かずに色々手配してくれるチャーリー。オリビアが言うことなら信用しよう、というのが溢れ出てるんですよね。オリビアは絶対に事件の解決のために動いているから、詳細を話せなくても信じているんだなぁって。

流れを止めて「オリビア、説明しろ!」とか言わない。言いよどむオリビアの顔を見て「……言えないんだな。わかった」といつも追求しないでいてくれます。

男女の信頼関係をすぐに恋愛と繋げてしまう展開が多い中、チャーリーとオリビアの距離感はとてもいいんですよね。

クッソ嫌味な監査として登場するセクハラ親父

途中で登場するのが、過去にオリビアが性的暴行を暴いたハリス。彼はオリビアを目の敵にしています。クッソ嫌味な上に公私混同しまくってて、いかにもセクハラしそうなオッサン。ブロイルズの手前、一応敬意を払って対応していたオリビアですが、途中でぶち切れるあたり、政治的なことには関心がないのがよく分かります。

ブロイルズも、元々はハリスと友人だったのですが、彼に対する信頼がもうないようで、オリビアの邪魔ばっかりするハリスに辟易して彼に対しガツンと言うシーンもあります。このシーンのブロイルズは頼れる上官って感じですげーいい。彼の魅力はこういうところで、陰ながら上官としてオリビアをきっちり守っているんです。
権力で相手をねじ伏せようとするクソみたいなハリスといい対比になっています。

ウォルターとピーターの関係はまだぎこちない

ウォルターの意味不明な言動は最初の頃は酷くて、ピーターも扱いに困る姿がよく見かけられます。揉めることもたびたびで、ウォルターの無意識の言葉にピーターが傷ついたりしています。

ピーターはすごくウォルターのことを嫌っているような事を言いますけど、根っこのところでお父さんを大事には思っています。ウゥルターが命がけでキメラをおびき寄せようとすれば本気で止めますし、時には子供の頃の思い出を語ることもあります。ウォルターが話す昔の話にも苦笑いしながらもつきあっています。

彼の大事にしているレコードコレクションをデジタル化させようと大掛かりな機械を作ったりしていて、なんだかんだとウォルターのことを家族として認めているんですよね。

息子大好きなウォルターとのギャップがすごいので、喧嘩も絶えませんが……。

物語の鍵を握る監視人が登場

最終章で驚きの行動を起こす監視人たち。
たびたびウォルターの前にあらわれる通称セプテンバーと呼ばれる監視人のひとりが、登場します。シーズン1では謎ばかり残す彼ですが、ウォルターたちに関わるのには理由があります。

監視人が関わるエピソードもあるんですが、そうじゃない話でも彼らが見に来ていたりする話もあって、そういう仕掛けが面白いです。

彼らの存在や行動がシリーズを通した複線になっているので、改めて見てみると面白いですね。

まだまだ序章のシーズン1

全体を通してみると、シーズン1は序章です。結末まで引っ張られる謎もシーズン1から登場しており、後から見ると伏線だらけ。

フリンジチームがある程度できあがるためのシーズンでもあります。
最初はぎこちなく、お互い理解が及ばない部分がありますが、事件を通して絆が深まっていくのがわかります。
元をたどると博士が原因だったりすることも多く、みんなあきれ顔したり、たまに本気で怒ったりしながらも決して彼を見放すことはありません。

博士やピーター、オリビアたちの基本情報はだいたい網羅されており、彼らのバックボーンや行動パターンなどもできあがっています。
最初は新鮮だった博士の奇行が、だんだんと日常になっていくのが不思議です。人間手慣れるんだなぁ。

そして改めて思う。アストリットのスルー力はすごい。

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