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【海外ドラマ】FRINGE フリンジ ファイナルシーズン/ついにクライマックス! 監視人たちの支配から脱却できるのか?!

フリンジについて語るシリーズ。ファイナルシーズンです。

いよいよクライマックスとなったフリンジ。
ここまで張られた伏線を一気に回収していきます。打ち切り寸前だったという話も聞くので、少々強引かつ話を急いだ感があるのは致し方ないところ。
壮大なストーリーにきっちりと結末をつけたのはすごいです。

シリーズ全体のの紹介記事はこちら。

※ネタバレ注意!
ファイナルシーズン以外のネタバレにも触れていますのでご注意下さい。

ファイナルシーズンのざっくりしたストーリー展開

シーズン4でちらっと出た未来の話の続きから始まります。
舞台はシーズン4から20年以上先の未来、2036年です。アンバーに閉じ込められていたところを、娘のエッタに助けられたピーターたち。オリビアだけ行方が分からなくなっていたものの、無事に合流。
監視人たちに支配された世界は、彼らに従うことでのみ人々は生きることができていました。

それを打破するために、ウォルターがかつて残したビデオテープを頼りに抵抗するための手段を手に入れようとします。手がかりを追う彼らには監視人からの追っ手も迫っていました。

果たしてオリビアたちフリンジチームは、監視人たちの支配から人々を解放することができるのでしょうか?

話が重い!

ファイナルシーズンなだけあって、これまでの1話完結の話とは様相が違います。

最終戦争的な戦いの話なので、話はシリアス。シャレにならない展開。メンバーにも死者が出たりして、全体的に暗いです。
これまでのウォルターの天然ボケも頻度が激減。ツッコミ役のピーターも深刻モード。状況が状況なだけに仕方ないんですが、フリンジの魅力が半減してるのは確かです。

過激な娘にどん引く親

成長した娘と感動の再会をしたのもつかの間、彼女もすっかり成長しており、監視人たちと闘うための術を心得ています。キッツイ尋問も無表情にやれちゃうなかなか肝の据わった女性。

しかし娘のそんな姿に親どん引き。3歳だった娘と久しぶりの再会を嬉しく思う反面まだ戸惑いが残っているのがよく分かります。彼女の置かれている状況を理解しつつも、手段を問わないのには納得できないものです。これがオリビアたちの甘さなのかは分かりません。
まぁ問答無用で襲撃してバンバン撃ち殺すのと、尋問でひとりを拷問するのとどっちが残酷かと言うとまた微妙な話ですけど。

そりゃちっちゃかった娘の面影の方が強いのに、過激に育ってりゃあギャップすごすぎてビビるよねっていう。
最終的には擦り合わせができて良かったけど、その後すぐに娘退場でマジかってなりました。

ピーターが暴走

元々暴走癖はあったんだと思います。なまじ頭がいいからたちが悪い典型です。
シェイプシプターの件でも装置を解析するために彼らを殺害したりしていますし、ピーターは目的のためには手段を選ばない一面があるのは確かです。

今回はエッタの死が絡み凄まじい暴走です。だんだんと監視人化していくのはかなり不気味でした。
エッタの死にショックを受けているのはオリビアも同じだけど、悲しみではなく憎しみに流れると良い方向には動かないというのがよく分かる対比でした。オリビアも喪失感に包まれながらも、エッタの犠牲をそれで終わらせないために動いていきます。

ピーターが悪いわけでもないし、オリビアが正しいわけでもない。けど、バラバラになっても決して物事は解決しないということですね。

ニーナとブロイルズ

ニーナの最後にはプライドを感じました。
あの世界で、マッシブ・ダイナミック社を維持するのは大変だったと思います。陰ながらエッタたちを支援してきていましたが、ここでついに監視人たちに関与がバレます。

いよいよやばいとなったときに、腹をくくった彼女の姿は頼もしく美しかった。
長年ウィリアム・ベルを支え、会社を仕切ってきた彼女は頭脳も胆力も卓越しています。そういう部分はシーズン1の登場から一貫して変わっていません。観る側の感覚が変わることで、彼女の見え方がどんどん変化するという面白い体験でした。

ニーナと同じくブロイルズも、監視人の世界で微妙なラインで信頼を勝ち取って生き残っています。彼も打算ではなく、現状を帰るチャンスをうかがっていたのでしょう。

オリビアとの再会を喜ぶ姿は、これまでの彼の中で一番オリビアに対して感情を表しています。娘と言ったら言いすぎですが、確実に出来のいい部下、というだけではない愛情がそこに感じられます。

せ、セプテンバー?

監視人セプテンバーのファイナルシーズンでの変貌っぷりにも度肝を抜かれました。毛があると分からないじゃん……普通の人じゃん……。一番最初にパッと彼が映った時も、まったく誰か分かりませんでした。みんなが「監視人?」と言うので「あれセプテンバーか!」と気付いたぐらい。みんなよく分かったねー。

ストーリー的に必要なドッキリですけど、彼がウォルターと交流を深めていく姿も見てみたかったですね。

ピーターが監視人化していく経緯があったので、装置を撤去された監視人が一気に人間らしくなるのも納得。しかしギャップがすごすぎて、こっちの処理がしきれません。ほんと「お前誰だ」感がすごすぎ。着ぐるみ脱いだぐらいギャップがあります。

結末について

最後まで駆け抜ける展開ですが、もうちょっとその後の彼らを見たかったです。シーズン5突入から戦いの連続で、薄暗かった分、その後の明るい未来をもっと見たいと感じるんですよね。

シーズン4でオリビアの妊娠が発覚しそこから一気に未来に飛び、娘もでかくなった上に自爆っていうきっつい展開ばかり。フリンジの深刻な状況なのにどうしようもないギャグが挟まるところが好きだったので、そういう空気感の重さがつらい。

ウォルターの扱いがどうなっているのかが分からないんですが、存在そのものが消えたわけじゃないんですよね? だってウォルターがいないと、ピーターはそもそもここに存在しないし、オリビアとも出会っていない。フリンジチームすら存在があやぶまれるわけで……。
時間がさかのぼっているわけだから、オリビアたちはウォルターの選択を知らない。そうすると唐突に彼は消えたことになるんでしょうか。
以前ピーターが消えた時は幼い頃に死んだことで処理されていました。ウォルターが消えると時間軸の修正具合が凄まじくなるんですけど……。第一監視人がいないってことはフリンジチームだって……と考え出すとあのエンディングだけじゃあ説明全然足りてない!

ていうかウォルターも含めて幸せになって欲しいんだよ……。おじいちゃんさせてあげて欲しかった……。

感動的なフィナーレですがちょっと色々突っ込みたいエンディングでした。

もっとフリンジを楽しみたかったー

面白いシリーズだったので、もう1、2シーズンはさんでフィナーレ、ぐらいが良かったなーと思うんですよ。キャラクターも良い、ストーリーも壮大で面白くても視聴率が悪いってことがあるんですね。まぁ好みの問題もあるでしょうが……。

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