つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

映画 洋画

【映画】ジュラシック・ワールド/ジュラシック・パークから22年後の世界! 

リメイクではなく完全新作の「ジュラシック・ワールド」。「ジュラシック・パーク」をきっちりふまえた22年後の物語です。
ハモンドの夢だったパークが現実のものになった「ジュラシック・ワールド」がガッツリ堪能できます。

ジュラシック・ワールド

2015年 アメリカ
監督:コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、イルファーン・カーン

※ネタバレ注意

あらすじ

ジュラシック・パークの事件から22年後。
インジェン社は買収され今はマスラニ社が管理しています。島は「ジュラシック・ワールド」として生まれ変わり、世界中から旅行客が訪れるテーマパークになっていました。

パークの責任者のクレアのもとへ甥のザックとグレイがやってきます。忙しいクレアは彼らを秘書に任せてしまいます。遺伝子を組み換えて生み出された新しい恐竜、インドミナス・レックスの発表が迫っていたからです。

一方、研究のために飼育されているヴェロキラプトルの管理人をしているオーウェンは、上司のホスキンスからラプトルの軍事利用を持ちかけられます。

大体のトラブルが人災

インドミナス脱走の主な原因は人間です。いくら赤外線に引っかからないからって、いるかいないかまだはっきりしないうちに中に入る暴挙。そしてさらに監視員は逃げるためにドアを開けてしまいます。
あそこで主人公が死んでいたらお話になりませんが、おとなしく恐竜に食べられてしまえば被害は大変少なく済んだことでしょう。

マスラニ社の社長はまさかの墜落死。プテラノドンに襲われたとはいえ、意外な退場でした。彼が本部にいたらまだ犠牲者数も少なくて済んだかもしれませんね。というかもうちょっと早くお客さんを屋内退避させれば良かったのに。

でかい割にイマイチ指示系統がしっかりしていない印象でした。
万全の管理をしているとはいえ、事故が起きたらシャレにならない施設ですからきっちりしてそうなんですけどね。

嫌な奴は大体いなくなるのでスッとする

人間的悪役はこういう映画の場合往々にして後半で食べられます。

ホスキンスは登場した時から嫌な感じで、出てくるたびにこちらの神経を逆撫でします。そのたびに「大丈夫、きっとこいつは後でラプトルに襲われるから」と自分を落ち着けていました。

案の定と演説の最中にあっさり始末されてしまいましたが、ホスキンスはラプトルにやられるのがポイントです。自分の道具としか思っていないラプトルたちはホスキンスの命令など聞くはずもないのです。絆を育んできたオーウェンだからこそ、彼らと意思の疎通を図ることができたのです。

ちょっと可哀想だったのが、クレアの秘書。ザックとグレイの世話を押し付けられたあげく、2人がいなくなり、合流したかと思えばプテラノドンに攫われるという……。あげくプテラノドンごとモササウルスの餌食に。もしかするとこの映画の中で一番無惨な死に方をした人かもしれません。

1作目の施設もひっそりと登場

パークの中で迷子になったザックとグレイは、インドミナスから逃げるうちに、古いパークの施設へと入り込みます。

そこには「ジュラシック・パーク」のラストシーンでティラノサウルスが入ってきた時に落ちた横断幕もあったりします。わかっていると「あ!」と気付ける小ネタも仕込まれていました。こういうところが続編の楽しみですね。

主人公のクレアが大きく変化する話

最初はただの嫌な女かと思ったクレアですが、子供たちの行方が掴めなくなってからは心底心配しています。何年も会っていなかった甥たちですが、ちゃんと愛情を持っているのが分かりますね。気付くの遅いけど。

微妙だったオーウェンとの関係も、彼を救ったことでいい方に転がりました。

元々きっちりしすぎていた性格だったのが、予想外のことばかり起きる状況で何か振り切れた印象です。
1作目で子供嫌いを克服したグラント博士のように、仕事人間だったクレアも変化したのがわかります。こういう部分ももしかして踏襲しているのかも?

続編の制作が予定されているらしいですが、できれば2人別れたりしてないといいんですけどね……。続編あるあるですからね。そう、グラント博士とエリーも別れてたっけ……。

最悪の敵だったヴェロキラプトルとの共闘が熱い!

これまでずっと恐怖の対象だったヴェロキラプトルが、今回なんと仲間になります。バイクでラプトルと走るオーウェンの姿はかなり熱い。

オーウェンが育てたラプトルたちですが、普通の動物のように懐いているわけではありません。その攻撃性は相変わらずで、オーウェンの指示を理解する高い知能はもっていますが、あからさまな親愛の情を示すことはありません。

ラプトルたちは、1度は同じ遺伝子を持つインドミナス側に付きますが、オーウェンが彼との絆を思い出させたことで、インドミナスへ向かっていくのです。

ティラノサウルスとともにインドミナスと闘い終えた後、オーウェンに1度視線を向ける姿はここまでの流れを見ているとかわいく見えてしまうから不思議です。

ラストの恐竜バトルがすごい!

見所のひとつはインドミナスVSティラノサウルスです。
新参ハイブリットと古参最強肉食獣の戦い。ゴリッゴリの肉弾戦が繰り広げられます。

ここはやっぱりティラノサウルス先輩の貫禄に圧倒されます。ハイブリットに押されていましたが、生物としての序列を分かっていないインドミナスに対して強烈な教育を施しているかのようです。

だんだんと格闘技を見ているような気分になります。腕振り上げ「うおおおおおがんばれー!!」みたいな気持ちに。

最終的にあちこちで強烈な印象を残していたモササウルスが横からかっさらって終わりましたが、なんかやりきった感があるティラノサウルスの後ろ姿に頼もしさを感じたのでした。

このラストの恐竜バトル、なにがいいかって戦闘そのものもいいんですが、そこに人間の火力は一切入らず、恐竜だけの肉弾戦だということです。主人公たちも蚊帳の外でただその戦いを見守るのみ。彼らを前にしたら人間なんてちっぽけな存在に成り果てるわけです。

吹替えは前評判ほどではなかった

観る前に字幕か吹替えかで悩みました。基本家で見る時は吹替え派なんですが、今回も魔の芸能人吹替え。警戒しました。

集中できなそうだったら変えようと決めて観始めたんですが、そんなに邪魔になるほどではなく、最後まで吹替えで見ました。セリフは上手でも悲鳴とかビックリした時の声とかがひっかかりましたが言われているほどでもありませんでした。

まぁ「スーパーナチュラル」や「プロメテウス」を経験しているわたしからすれば問題ありません。アレ以上の破壊力がある吹替えは今のところ出会ってはおりません……。

ひっそりオリラジも声優で出演しています。芸能人の吹替えはこのぐらいの登場でいいと思うんですけどね。

関連記事/ジュラシック・パークの記事はこちら

-映画, 洋画
-