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【映画】ダーク・シャドウ/没落した名家のもとにヴァンパイアになったご先祖様が帰ってきた?!

ヴァンパイアに変えられた名家の男が200年ぶりに蘇り、一族復興のために尽力するのですが、因縁のある魔女から執拗な攻撃を受けて右往左往する話です。
ジョニー・デップとティム・バートン、というおなじみの組み合わせで期待は高まりますが、あまりハードル上げすぎるとがっくりきてしまうかもしれません。

ダーク・シャドウ

2012年 アメリカ
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター

※ネタバレ注意

あらすじ

1760年、幼いバーナバスは両親とともにアメリカに移り住み水産業で成功します。成長したバーナバスは使用人のアンジェリークと関係をもちますが、彼女に対し愛情を感じることができず破局。実は魔女だったアンジェリークに呪いで両親を殺されてしまいます。さらにアンジェリークはバーナバスの恋人にも呪いをかけ、自ら命を絶たせてしまいます。バーナバスは彼女によりヴァンパイアに変えられ、死ぬこともできないまま生き埋めにされてしまいました。

それから200年がたち、コリンズ家はすっかり没落してしまっています。バーナバスは偶然掘り起こされたことで脱出することができ、コリンズ家を訪れ当主のエリザベスに自分の正体を明かし、家族の力でもう一度この家に力を取り戻そうとするのでした。

散らかったストーリーにイマイチ入り込めない

一族復興の話かと思ったら、そこまで主軸ではありません。
家族からあまり受け入れられないバーナバスが、本当に馴染むまで奮闘するのか、というわけでもなく、そこら編はお金とかでふんわり解決されていたりして。

かつての恋人の生まれ変わりであるヴィクトリアも、くせ者揃いに見えた家族にすんなり馴染んでしまうし、バーナバスとの恋愛事情もそこまでクローズアップされません。アンジェリークの誘惑に負けたりするので、てっきり三角関係になって拗れるのかと思いきや、彼のそういう部分はさらっとスルーされてしまいます。

アンジェリークが魅力的であらがえないのだというシーンなんでしょうけど、それにしてもバーナバスがユルすぎる。最愛の人を殺した女なんでしょ……とちょっと呆れます。

魔女アンジェリークが色っぽくてかわいい

バーナバスに固執し、一族ごと不幸に陥れたい魔女アンジェリーク。
彼の最愛の恋人を殺し、バーナバスをヴァンパイアにかえて生き埋めにし、コリンズ家の家業も成り立たなくなるようにしました。

それから200年が経過し、すっかり町の顔になっている彼女は、バーナバスが復活したのを察知するやいなや彼に接触してきます。

愛なのか憎しみなのかも分からない執着をもって彼を陥れようとする彼女は、悪役でありながらもどこかチャーミングです。彼女の思考回路はバーナバスを中心に更生されており、今の成功もコリンズ家から仕事を奪うためです。何でも手に入った魔女が唯一手に入れられないものに執着しているかのようにも感じられ、コリンズに対する感情も本当に愛情なのかはまた微妙なところのように思えました。

設定が生きてこないラストバトル

エリザベスの娘のキャロリンがオオカミ人間というのが意外でしたが、それも結局バトルで活躍するわけでもないですし、なんで?という感じ。

一応最初の食事のシーンで、自分のことも気にかけろ、とか部屋に誰も入れたがらないところなんかが伏線だったのでしょうが、結局だからなんだというか……。

この映画、てっきり家族全員がヴァンパイアか何かかと思ったんです。ジャケットが全員白塗りになっているからなんですが、キャロリンがオオカミ人間だと判明し、いよいよそういう展開か? とおもったら本当に普通の人間で、ちょっと拍子抜け。

家庭教師がすぐに辞めるっていうのも、そこら編が絡んでいると予想していたので……。バーナバスをまだみんな信用していなくて話していなかっただけなのかと思ったんです。

原作を知らないので、わたしの勝手な思い込みもあるんですが、それにしても肩すかしな部分が多く感じました。何よりアンジェリークの最後があっさり過ぎて……。あんなハチャメチャな魔女があの一撃でやられるかよっていう。

設定が山盛りすぎて処理しきれないない

ティム・バートンとジョニー・デップの組み合わせってだけで期待値があがるっていう弊害はありますが、それを差し引いてもストーリーのまとまりのなさが目立ちましたね。

メインは一応魔女アンジェリークとの攻防なんでしょうが、家族家族言う割に、家族の絆的なものはそれほど大事には描かれていません。デヴィッドと亡くなった母親ぐらいで、父親は最後までろくでなしだし、家を仕切ってるエリザベスはいいキャラクターなのにあまり活かされないまま……。
一応ヴィクトリアとうまくいってメデタシメデタシ、ですけど、彼らに過程がないから、そこまで感情移入できないままでした。

色んな要素を入れこんでごちゃごちゃしているものって、最後のまとめ方がうまければそれはそれで楽しい物なんですけどね。

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