つぶらいん

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【映画】死霊のはらわた/山小屋に行くのなんて止めとけ! だいたい殺人鬼か幽霊かモンスターがいるんだから。

古いホラーを見るとやはり時代を感じますが、それでも古さの中に光る物があります。玉石混合かつ石の割合がかなり多いホラー界で、名作と語り継がれる映画は作品パワーが違う。

死霊のはらわた

1981年 アメリカ
監督:サム・ライミ
出演:ブルース・キャンベル、エレン・サンドワイズ、ベッツィー・ベイカー

※ネタバレ注意

あらすじ

友人たち5人で山小屋に遊びにきたアッシュ。楽しい時間はつかの間、その小屋の地下から死者の書と謎のテープレコーダーを発見します。テープを再生すると、本の研究をしていた男が妻に取り憑いた悪霊について話し始めます。そこには死者を蘇らせる呪文が録音されており、それを再生してしまったことで、悪霊たちがアッシュたちに襲いかかってきます。

ホラー映画のベタ展開がたっぷり!

この時代にはベタじゃなかったのかもしれないですが、今観るとほんとうに「ホラーあるある」の宝庫です。

  • 怪しげな山小屋にイマドキの若者がやってくる
  • おんぼろの橋が落ちていて帰れなくなる
  • なぜか男女ペアの4人ではなく1人あぶれる5人
  • 誠実よりの主人公と、軽いノリの友達
  • 絶対に外にでない方がいいのに外に出る女子

などなど、探せばきりがないあるあるづくしです。大分久しぶりにみたもので、まっっっっったく内容を覚えておらず、まるで初めてのように楽しめました。
こうして見ていると映画の「キャビン」はめっちゃオマージュしてるんだなーというのが分かりますね。古い映画も積極的に見返していきたい所存です。話がズレました。

出演者の見分けがつかない冒頭

出演されている女優さんはみんな美人で、時代を感じる美しさですね。しかしこの時代の流行のせいか、まったく見分けがつきません。映画開始数十分、主人公の姉と恋人がどっちがどっちなのか分かりませんでした。せめてあんな微妙な違いの髪型じゃなくて、もっと全然違うキャラにしてくれれば良かったのに……。

男2人はキャラ設定含めて大変分かりやすかったです。

ところでこの人たち何しにきたの?

常々思うんですが、山小屋ってみんな何しにくるんですかね?
バカンスって言うほどいい場所にも見えませんし、狩猟とかそういう集まりっぽくもない。集まって泊まりにきてご飯食べるぐらいですか? レジャーがないよ! アメリカ人は山小屋が好きなのか、それともホラー映画における山小屋率が異様に高いだけなのか、どうなんでしょうか。映画の好みが偏りすぎててダメだ判断つかない。

まぁそんな疑問もわいてきますがブツクサ考える前にお話は展開していくので大丈夫です。

なんかの呪文で死霊が蘇っちゃった!

山小屋の地下にあった秘密の隠し場所から、気味の悪い本と録音機を発見した男性陣はそれらを運び出してみんなで聞くことに。止めときゃいいのに召還の呪文を、怖がる姉を無視して再生。案の定そのせいで悪霊たちが蘇ってきます。

でも、呪文の前から彼らを覗き見ていますし、さらにはこのテープのある部屋に導こうと、地下部屋への扉をバーンと開けたりします。別に封印されていたわけでもなさそうな自由さなんですけど。取り憑くのに呪文での解放が必要ってことなのかな?

感受性豊かな姉が盛大に酷い目に遭う

感受性豊な姉が一番にそれに気付きます。感受性豊かなはずなのに、警戒しつつひとりで外に出る不用心さ。どう考えても罠です。そして案の定生きているかのような木に襲われてしまいます。でもなんか、微妙にセクハラ的にアレコレされるだけで、姉は何とか生還。何だろう、死霊も欲求不満たまるんですかね……?

ボロボロで生還してもだれも彼女の言うことを信じてくれません。悲しいですよね。弟の友達は完全に頭おかしいと思ってるし、いやー冷たい!

取り憑いてからが本番

橋が落ちているというお約束を盛り込み、山小屋にいるしかなくなる5人についに悪霊が牙を剥きます。姉に取り憑き大暴れが開始です。

狭い山小屋でのこの大立ち回りが面白くって、弟はやたら重い棚に阻まれ動けないし(そんな重く見えない)恋人は足を盛大に刺されるしで悲惨です。無事に地下に放り込んで安心したのもつかの間、今度は別の女子に取り憑いてしまい……とどんどん広がっていきます。

どういう友達関係なのかは知りませんが、主人公以外はけっこう薄情。姉を床下に入れたまま逃げようと提案する人、俺は逃げるとひとりでとっとと出て行く人。友情っていったいなにかね……と呟きたくもなります。

ゴリッゴリのスプラッタだけど、特殊効果が分かりやすいのでほんわかした気持ちに

リアルだったら「うはー」なシーンがたっぷりなんですが、まぁ時代を感じますので、がんばってる特殊効果になんだか笑みが浮かびます。すっごい工夫して色々やろうとしているのが分かっちゃって、なんかこう、温かい気持ちになりますね。

切断シーンなどもそうですが、やはりすごいのはラストの体が溶けていくところ。コマ撮りで撮影したと思われるこのシーンはなかなか過剰でいいです。カクカクした動きも含めて、とっても魅力的ですね。

今更怖くなんてないんですが、心を刺激してくれる映画です。B級映画でありながらも、長年愛されている作品はなかなかありません。見てみればその魅力にいつの間にか掴まれていることは間違いない作品です。

続編、リメイク、海外ドラマ化……なんか凄い展開

実は2作目3作目は見てないんですよね。
2はどうやらリブート的なものらしく、続編ではないようです。ちょっとどうしようかなと悩むところ。なんと言っても「キャプテン・スーパーマーケット」が気になるんですよ。どっから来たのこの名前……。さらになんかタイムスリップするとか。ちょっと情報入れただけでかなりの謎展開なので警戒していたのです。

さらに海外ドラマ化もされるというすごさ。「え? グロどうすんの?」と思っちゃうんですが、その辺は日本とはちょっと事情が違うのかな? この映画で主人公アッシュを演じたブルース・キャンベルがちゃんとアッシュとして主演、というそれだけですごさが分かるドラマです。
海外ドラマは1作目ではなく2作目の続編のようですね。12月にDVDが出る予定です。

映画自体は2013年にリメイクもされており、そちらはまだ未見です。このグロを今の技術で生々しくやられたらかなりキツそうだな、とちょっと敬遠してたんですが、この熱量のまま見てみたいと思います。

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