つぶらいん

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ゲーム

ディアトロフ峠事件を元にしたゲーム「KHOLAT」をプレイしてみた

PC用のゲームとしてダウンロード販売されていた「KHOLAT」が11月にPS4でダウンロードが可能になりました。
この作品はディアトロフ峠事件と呼ばれるロシアのウラル山脈で起きた未解決事件を元にしています。
雪山登山をしていたディアトロフ率いる大学生のグループが不可解な状況で死を遂げており、多くの謎を残したまま未解決となっています。その謎めいた遺体発見の状況に様々な憶測がささやかれています。

公式サイトはこちら→KHOLAT

こちらの事件を元にした映画も制作されています。この映画もなかなかの完成度で事件の概要を知るのにも良いので、興味をもたれたら一度ご覧になることをおすすめします。

わたしはこの映画でディアトロフ峠事件を知ったのですが、映画がかなり好きな部類だったのもあり、ゲームの存在知り、ずっとプレイしてみたいと思っていたのです。そこに立ちはだかるのは言語の壁……。それがこのほどPSストアで日本版がダウンロード販売開始! 即ダウンロードですよ。

リアルな雪山に、マジで迷う

このゲームの最大の特徴は、その不親切設計。
ゲーム開始と同時に、ディアトロフ峠事件の説明を軽くされたのみでぽーんと見知らぬ駅に放り出されます。右も左もわからず雪に包まれた町をうろうろすることになります。道の自由度は高いのでうっかり森の中に踏み行ってしまったり。しかしまだここは序盤。先に進めそうなポイントに近づくと意味深なBGMが流れますのでそちらに向かうようにします。
余談ですが、この音楽がなかなかいい。最初の方で道を歩いているときに流れる曲もいい。人っ子1人いない町にだんだんと不安が増します。

現在地がマッピングされない地図に苦戦!

軽く町を抜けると一気に雪山のど真ん中。
猛吹雪で視界が効かない中、不安になりつつ前進するとテントにたどり着きます。ここ拠点になり、マップとコンパスを入手。

このゲームのきっつい要素の一つですが、マップ現在地がマッピングされません。
昨今の至れり尽くせりゲームになれてしまったわたしたちにとって、マップに現在地が表示されないことは死を意味します。どれだけぬるま湯に使っていたのかを痛感することでしょう。
雪山を歩き回り、事件の手がかりになるメモを拾い集めるのですが、そのメモはマップ上に記録されます。メモを拾った位置とコンパスを手がかりにして現在地を把握し、進めていきます。周囲は雪山。慣れてくれば風景もわかるようになりますが、それもよほど地形が特徴的な場合です。ちょっと振り返ったり方向を変えたりするだけで、簡単に迷います。進んでいたつもりが元の位置に戻ってしまったり、同じ道をぐるぐる回っていたりして、油断なりません。
地図とコンパスを頼りに進みますが、すでに通ったルートなのか、目的の方向にちゃんと進んでいるのかもわからなくなります。

何かあれば即死! 歩き回って手がかりを探すしかない状況に疲労感がすごい

しかも途中途中で出くわす謎のモンスター的なものがまたやっかいで、1回の接触で即死。落石に当たっても即死。崖から落ちても即死。もう何かあれば即死です。

ディアトロフ一行がたどったのを彼らの影(光?)が道しるべのように示してくれます。なので人影を見かけたらそれを追いかけていくと、新たな手がかりへと繋がっていきます。しかしそういった転機の場面では往々にしてモンスターが突如現れるので注意しましょう。
1回手がかりの人影と、モンスターの区別が付かないまま自ら突っ込んでいって即死という馬鹿みたいなゲームオーバーを遂げてしまいました。

説明が少なすぎて不安いっぱいになるのも計算のうち?

もうちょっとゆっくりじっくりやれるゲームだといいんですけどね。いきなり死にすぎて、謎解きとどころじゃないのがちょっと困りますね。

雪山における孤独感と不安感はかなりリアルです。臨場感のある静寂はヘッドホン推奨です。吹雪の音と時折入るBGM、手がかりのメモが風にめくられる音など、繊細な演出をリアルに体感できるはずです。
グラフィックも美しく、一面の白い世界、突然の吹雪、崖の不安定さなど目の前に広がる世界は本当に良い!

こんな感じでなかなか根気のいるゲームなのですが、クリアできる方は4時間ほどでできるらしいです。
この書き方でわかると思いますが、わたしはまだ全然できていません。いろいろと手がかりは入手していますし、あちこちの鍵になる所にまで至ってはいるんですが、すぐ死んでしまいます。モンスター登場でほぼ即死してしまうので、少し冷静に対処できるすべを手に入れたいものです。だいたいバトルするゲームばっかりプレイしているもんでね……。

静かな謎解きゲーム、という印象です。
全体的に悪くないんで、もうすこしプレイヤーに優しくても良いのに、と思う部分もあります。しかしこの不親切設計がまた孤独感をあおって良い効果になっている気もするんですよね。ちょっと親切だとすぐクリアできるようになっちゃいそうだし……。うーん、ゲームのバランスって難しい。

同じ事件を元にした映画「ディアトロフ・インシデント」

ディアトロフ峠事件について知りたいという方は映画の「ディアトロフ・インシデント」を見てみると概要が掴みやすいと思います。このゲームとは無関係の映画ですが、同じ事件を元にしているのでざっくりとした雰囲気を掴むのにもってこいです。映画自体かなりおすすめ!

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