つぶらいん

本や映画のレビューを中心にしつつ、ぼっち&出不精生活を満喫する管理人の日常のブログです

漫画

【漫画】狂気の山脈にて 2巻/田辺剛が描くラヴクラフトの恐怖! 1巻の冒頭に繋がる2巻目

楽しみにしていた2巻が発売になりましたよー!! 楽しみにしてた!!
しかーもなんと2巻では終わりません。南極での惨劇はさらに3巻目へと続いていきます。

1巻目の記事はこちら

早く最後まで読みたいと思う心と、じっくり進めて欲しいという心がせめぎ合っています。話のバランス的には3で完結かなー。

2巻のあらすじ

※2巻の話なので、未読の方は注意して下さいね。

未知の生物を発見したレイク隊。
無線で報告を受けたダイアー教授たちは、すぐに彼らと合流し全面バックアップすることに決定します。
しかし、天候が一転。これまでにない激しい吹雪に、レイク隊の安否が危ぶまれます。心配する教授たちは連絡を取ろうとしますが、レイク隊は応答しません。

レイク隊の救助のため、教授たちは彼らの元へと向かうのですが、そこで目にしたのは無惨に破壊されたレイク隊の基地だったのです……。

狂気の山脈にて ラヴクラフト傑作集 2巻
田辺剛

2巻目の雑感

1巻の冒頭についに繋がりました。
目を輝かせて発見した生き物を分析し、解剖するレイク。この先の展開を知っているとゾッとするシーンですね。

南極という環境の厳しさも加わり、順調だった探検が一転してしまいます。
知ることに対する人の欲求というのは度し難いものですが、踏み込むべきではない部分というのは確実に存在する、というのをホラー作品に触れると感じることが多いです。まぁだいたいが突っ込んだらヤバい場所に行ったせいでヤバい目に遭ってしまう話だからなんですけど。

改めて1巻から読んでいくと、最初のあの希望にあふれた感じがね……つらいね。目を爛々と輝かせるレイク教授に若干引いてましたが、末路を知るだけに複雑な気持ちになります。

期待にガッツリ応えてくれる見事なコミカライズ

何がすごいって、田辺剛さんが描くこのコミカライズのシリーズは、読む側の上がりきったハードルを絶対に越えてくるところです。わたしの期待値なんて毎回上がりまくってるわけです。もっというと、「狂気の山脈にて」は「魔犬」を読んだ時から「書いてくれー!」と願っていたものですから、なおさらです。
1巻目は導入部分という感じで、「こっからが本番!」というところで終わっています。
申し訳ないのですが、わたしはどの漫画も完全にコミック派で雑誌をチェックしません。なので、2巻の発売までジリジリとし続けていたわけです。
これまでにない期待値だったわけですが、もう今回も最高でした!

絶対に損しないから読んでくれ!

ラヴクラフト好きだけど、コミカライズってどうなのよ、なんて思っている方はぜひ読んでみて下さい。

そして、ラヴクラフトを読もうと思ったんだけど、あの読みにくい文章に挫折しました、という方、まずこちらから入るというのも良いと思います。あの難解でまわりくどい文章の世界が、ここまで表現できるのかっていうぐらいに再現されているんです。

文章が持つ空気感というものを、漫画にするってすごく難易度が高いことだと思うんです。
これまでここまで満足した経験ってほとんどありません。Amazonでの評価が高いのも首がもげるぐらい頷ける。

1巻が発売された後、我慢できなくなってラヴクラフトの原作を再読したんですが、これから描かれるであろう核心が本当に楽しみです!

緊迫感あふれる表紙

今回の表紙は今までの感じとがらっと変わりましたよね。1巻でも思いましたが、今回は犠牲になるレイク教授で、本編とリンクして彼の表情までじっくりと眺めてしまいます。
わたしはKindleで買っているんですが、この表紙は紙で持っていたいなと思えるんですよ。箔押しがかっこ良すぎるだろ……。

田辺剛のラヴクラフトのコミカライズシリーズのオススメ

このシリーズを始めて読むよーって方には「異世界の色彩」をおすすめします。
1巻で完結する長編ですが、読み応え抜群。ラストまでの怒濤の展開にガッツリ掴まれます。

この作品も「あの原作を行った移動表現するんだ」と思っていたんですが、そんなのわたしごときが心配するレベルのことではありませんでした。

なんだかただただ「この漫画スゲー」に終始した記事になってしまいましたね……。

関連記事

-, 漫画
-