ひとり暮らしを始めたときに実家から持ってきた本棚に不満が募りまして、買い替えをしました。
本棚って、買い替え時が分かりにくくないですか?
分かりやすく壊れてくれればまだいいのですが、地味にたわんでいるぐらいだったらまぁ我慢して使っちゃいますよね。
うちの本棚はあの東日本大震災を乗り越えてびくともしていませんでした(びくともしないぐらいミッシリ詰めてたということもある)。そう簡単には壊れそうにありません。
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納得できない棚板の調節幅
使用していて最大の不満は棚の高さ調節。なんで本棚の棚調節の穴って、あんなに中途半端なんでしょう?
文庫本の高さに合わせると、ぜっっっっっったいに一段入らない幅になるんです。新書サイズでやるとちょうどよくなるんですよね。
でもそれだと棚板が1枚余ります。つまりもう1段入れる仕様になっているということ。なのに文庫仕様にできない。それがすごい腹立つ。
だって本屋を見て下さい。確かに漫画は大量に売ってます。けど、小説って言えば文庫で買う人も多いでしょう。本屋に置ける文庫本の割合を考えても、需要はあるはずなんです。
なのに調べれば調べるほど、あの幅なんですよ!
このイライラを解消すべく、今回は決めてました。
1cmずつ調整できるやつにする! これは譲らない!!
条件を並べると自然と絞り込めます
というわけで、下調べ前に自分の中の条件をはっきりさせました。
- 1cmピッチで棚を調節できる
- 色はホワイトかダークブラウン
- 幅は90cm、高さは180ぐらい
- 薄型(奥行きは20cm以下)
- お値段は20000円以下
1cmピッチで棚を調整できると、文庫本入らない問題は解決できます。まずこれが絶対。
高さと幅はちゃんと測りましょう。大きすぎたり、思ったより小さかったりすると微妙な結果になります。大型家具での失敗は避けたい。
奥行きはお好みです。奥行きを深くして前後2列にするというのも、収納としてはアリ。わたしは全部並んでる背表紙が見たいから2列収納はなし。あとは収納したい本のサイズにもよります。奥行きが狭ければ入る本も限られます。ハードカバーの多い人はもうちょっと奥行きがあった方が良いでしょう。
そしてお値段。1万円以下だと上の条件を満たすものは見つかりません。1cmピッチのもので1万円以下は見つかっていません。
買って失敗した本棚たち
前の本棚で最高に使えなかったのはスライド式。
これは本当にお勧めしません。スライドになんかしらのこだわりがあるのでないかぎり止めときましょう。取りにくい。本ミッシリいれると重くなってスライドが動きにくくなります。ぎちぎちに収納する前提で作られてないんじゃないの? 本棚のくせに! と叫びたくなるほどに使いにくかったです。
あとは棚の幅が長い物です。棚板がたわみます。よっぽど強度がある物でなければいずれたわみますが、1枚の棚板の幅が長いほどそのたわみ方は顕著になるでしょう。
よほど高いものを買う気でなければ、本棚は消耗品と考えるほうがいいのでしょうね。10年に1回買い替える、と思えば元は取れるお値段だと思います。
高級家具とかなら、それこそ一生ものかもしれませんけど、買い替えればいいやーぐらいで買う方が気持ちが楽です。
結果こちらをAmazonでお買い上げしました。作ってるところのの公式サイトからも買えます。
これは私の求めていた理想型です! 1回買って大満足で、もう1個買い足しました。
入れた感じはこう。黒い背表紙が目立ちますねー。ホラー文庫と異形コレクションです。
ビシッと収まった文庫本が嬉しい……。見てこの細かな調整用の穴……。素敵。
ちなみに、1つは文庫とハードカバー、もう1つにはノベルズと漫画が収まってます。
本棚買い替え前に大分本を処分したんですが、買ったらまたつい本買っちゃうんですよね……。スペースができると埋めたくなるじゃないですか!
この悪循環……でも幸せな悪循環。本を買うって楽しいからしょうがないですね。