無茶な設定の力技な映画だけどなぜかめちゃくちゃ面白い、ということがあります。
まさにこの映画がその典型。
起きてることは惨劇なのに現実離れしすぎてるおかげで全く悲壮感がない。
んなことあるか、というツッコミもする気が起きなくなるぐらい楽しいヘビ映画です。
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あらすじ
偶然マフィアによる殺人を目撃してしまったショーン。証言をするために、強面FBI(サミュエル・L・ジャクソン)に保護されロサンゼルスへと向かう飛行機に乗ります。
が、その飛行機には証言を阻止すべくマフィアが仕込んだ大量の蛇が! 飛び立った飛行機の中で襲われる乗客たち。
飛行機は無事にロサンゼルスへたどり着くことはできるのか?!
スネーク・フライト
2006年 アメリカ
監督:デイヴィッド・R・エリス
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ジュリアナ・マルグリーズ、ネイサン・フィリップス
この設定、そしてサミュエル・L・ジャクソン主演。面白くないわけがない。
証人一人殺すために何で飛行機に蛇仕込むんだよ……というツッコミは野暮です。
大量の蛇が出てくるパニック映画を作りたい
↓
逃げ場のない密室に蛇を登場させよう!
↓
飛行機だ!
たぶんこんな感じで決まったんじゃないでしょうか。
細かい事はどうでもいいんです。リアリティ? 整合性? そんなもの求めてたらこんな映画みちゃいけません。
逃げ場なし! 蛇だらけの飛行機で生き延びることはできるのか?!
大小様々な蛇が登場します。
客席はもちろんですが、コックピットや機械室(?)にもガンガン進入していくので、トラブル続出。逃げても逃げても隙間からやってくる。
一つ解決するとまた別の問題が!
ただの馬鹿映画で終わらないのは、展開の組立の絶妙さでしょう。航空パニック+モンスターパニックをうまーく組み合わせたプロットは、観ている側が次の展開を予想する暇も与えません。
畳みかけるような危機、また危機! そこかしこから蛇! どんどん減っていく生存者、状況は深刻なのに笑っちゃうユーモア。
このバランス感覚はすごいです。
大まじめに作られた馬鹿みたいな映画は最高に楽しい。
それを証明している映画です。
そしてサミュエル・L・ジャクソン、こういうのに喜んで出るところが大好きだ!
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