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【映画】トロール・ハンター/ノルウェー産のトンデモ映画は最高に面白かった

投稿日:2015年6月6日 更新日:

最近POVばっかりです。
おバカな大学生にも飽き飽きです。

でも観ちゃうってことは好きってことです。だって面白いんだもん!

ちょっと間違うとすっげーギャグ! になってしまいそうな題材ですが、絶妙なリアリティでうまく成立させています。そう、面白いんですよ。

あらすじ

熊の密猟について取材をしていた大学生たち。

怪しいとアタリをつけたハンスに狙いを定めインタビューを試みますが、あっさりと断られ追い払われます。が、諦めずに現場を抑えるべく後をつけて入った森の中から出てきたのは、なんとトロール!

ハンスが追っていたのは熊ではなくトロールだったのです。
うっそーん!

トロール・ハンター

2010年 ノルウェー
監督:アンドレ・ウーヴレダル
出演:オットー・イェスパーセン、グレン・エルランド・トスタード、ヨハンナ・モールク

※ネタバレるよ!

ノルウェー産のトンデモ映画は最高に面白かった

さてお約束の「この映像は〜」のテロップもそろそろ見飽きてきましたが、「はいはいPOVね」さらりと流しましょう。うんうん、本当にいるもんね、トロール。

序盤のイキリまくる大学生の鬱陶しさはちょっと我慢しましょう。そうすると早々に渋いトロール・ハンターことハンスさんが登場します。職人です。

このハンスさんはなんと、この国唯一のトロールハンターなのです!  スゲー。

最初はつれないハンスさんですが、おバカな大学生の食らいつきと自身のハンター人生にちょっと思うところもあったりして、なんと撮影許可をくれます。

無理やりついてきた割にあれは嫌とか文句ばっかり言う大学生を見捨てることなく、面倒を見てくれるハンスさん。この映画を観終わる頃にはハンスさんの解説でちょっとトロールに詳しくなっちゃうこと間違いなしです。

「トロールを倒すのは紫外線」とか「トロールはクリスチャンに攻撃的」とかこの辺てファンタジー好きにはおなじみなんですかね?

グログロモンスターホラーというほどではなく、トロールですからなかなかに微笑ましいデザインです。ベルセルクでトロールについてのイメージが固まっていたわたしの印象はろくなもんじゃなかったんですが、アレより巨大でもっとモンスター寄りです。

渋過ぎるハンスさんのプロフェッショナル感

この国唯一のトロール・ハンター。

カッコいいけど、国的にそれはどうなんスか? だってあんなの死亡者多数でそうじゃないか!

思いっきりハンドメイドな武器と防具に「国でもうちょっと、なんか、こう……」とハンスさんが色々嫌になっちゃった理由を察せられます。武器ぐらい国で作ってあげて!

序盤で2匹目のトロールの所に行った場面で、お手製の鎧的な物に身を固めたハンスがバコーンと吹っ飛ばされ、パクーっとされちゃったときは「あ、死んだ」と思いました。いや、だってあの巨大なアレにガブってされてバーンと叩き付けられたらさぁ、あの程度じゃすまないよ。どんだけ強靭なんだハンス!

わたしはてっきりハンスさんが死亡して、トロール居住区に取り残された大学生撮影隊が右往左往する展開がこのあと延々と続くのかと一瞬早送りボタン押しかけました。よかった、ハンスさん無事で良かった!

最高に鬱陶しい大学生たちに嫌な顔もせず面倒を見てくれるし、すごくいい人なんじゃないのか。

ラストの巨大トロールとの一騎打ちはカッコいいです。

派手さがない闘いっぷりがプロフェッショナル! この映画はこの人で保っていると言っても過言ではないです。

不思議な説得力

おびき寄せるための方法とか、国がどうやってトロールを保護管理しているのかとか、妙に細かく設定が練り込まれているのも、説得力の所以かなと思いました。

POVにありがちな暗がりでよく分からないアレコレが行われているようだ……みたいなものも少ないです。なにしろトロールをガンガン見せてくれます。ジャケの足だけじゃないよ! もう全身バッチリ。

CGなんでしょうが、観ていてそれほど違和感もないので「なんじゃこりゃあ」度は低いです。ここでトロールがイマイチな造形だったら一気に冷めるんですが、それもありません。

序盤の森の中から出てくる頭3つあるやつの造形はすごかったなぁ……。ここまで見せてくれるんかい、と感動しました。

あんなのに追っかけられたら泣く。

カメラマンがなんでクリスチャンなのを隠していたのかは死亡により謎のままですが、ふたりで撮影続行するのかと思いきや、撮影内容をちゃんと伝えずに変わりを調達するのが安易でヒデーと思います。

新しいカメラマンのとばっちり感ったらないですね。撮影内容は危険度を含めてちゃんと教えてあげようね!

色々と謎を残したまま終わってしまうのが消化不良ですが、これはPOV映画の宿命です。

トロールが狂犬病にかかった原因とか、大学生たちがその後どうなったかとか、ハンスさんは引退したのか、とか。
まぁトロールにぱくっとされて「ギャー」暗転。みたいな終わりでなくて良かったです。

と、このように各所に突っ込みどころがありつつも、つい夢中で観てしまう不思議な魅力を持った映画でした。
POVではなかなかに画期的な一作ではないでしょうか。

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