男性同士のカップル(夫婦レベル)の日常と毎日のご飯とそれにまつわる色々。
日常漫画では群抜いて面白いと思う漫画です。
連載が青年誌で、ボーイズラブではないので、エロス的なあれこれはありませんので、そういうのはちょっと……という方も苦手意識を持たずに読んでいただきたい作品。
単純に美味しそうですし、キャラクターも面白いからオススメですよ。
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あらすじじゃないけど作品をご紹介
お話は一話完結で、弁護士のシロさんと美容師のケンジの日常とその日のゴハンが描かれます。
作るのはシロさん。シロさんは弁護士事務所に勤める弁護士。仕事が終わればさくっと定時退社。近所の激安スーパーで食材を仕入れて毎日晩御飯を作ります。ケンジが帰宅する頃合いに出来上がり2人で食べる毎日です。
きのう何食べた?/よしながふみ
巻数を重ねるごとに変化する二人と、広がる人間関係
シロさんが作る毎日のゴハンはこだわりのバランスの良さ。一汁三菜と厳密ではありませんが、最新刊では油を使うのは2品まで、とか食事が9時を過ぎたらお米は食べない、など独自ルールがあることがわかりました。
シロさんの管理能力の高さに脱帽です。そんなこと考えたことないわ……。
感を重ねていくと人間関係もどんどん広がっていきます。
シロさんの主婦(?)友達の富永さんは1巻目から登場しますが、富永さんのおうちも娘さんが結婚して子供が生まれたりと、周りの人たちの人生も進んでいきます。
2人だけにクローズアップしていないのもまた面白い。富永さんの紹介で知り合った、同じゲイの小日向さんと恋人のワタルくんの登場回数も増えてそっちはそっちで面白いです。主に小日向さんの苦労っぷりが。
ゲイであることを隠しているシロさんですが、年齢を重ねていくことで、ケンジと一緒に旅行に行ったりして、周りの知らない人たちにゲイだと気づかれることもあまり気にしなくなっていきます(職場などでは隠している)。その変化もなんだか微笑ましく感じます。
個人的に美味しそうでグッときたのは
- クレープ
- クリスマスディナー
- ローストビーフ(富永さん作)
この辺がベスト3。特にクレープ! 自分じゃ面倒で絶対に作らないなぁ。食べたい……。
シロさんのマメさを見るたびに自己反省するのですが、まぁ一朝一夕でああいう風にはなれません。そもそも料理の腕が全くお話になりませんので。残念ですね。
これを読むと自分の家事能力のなさにがっかりします。シロさんに負けてる。確実に負けている。
途中まではレンタルで読んでいたんですが、読み返したくなる漫画なので5巻目ぐらいで買う方に切り替えました。
その当時はまだKindleでは出ていなかったので、紙の本で揃えています。
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