書店が大好きです。
高校生の頃は本屋で働きたいなぁってずっと思っていました。図書館もフル活用していましたが、貰っているお小遣いはほぼ本につぎ込んでいました。
ネットもぜんぜん活用できていなかった頃で、近所の品揃えがビミョーな本屋に行くか、親に頼んで大きな本屋まで車で連れて行ってもらうかのどちらかでした。
電車に乗れば1時間ほどで仙台の街中のさらにでかい本屋に行けたんですが、その電車賃が惜しかったのです。だってそれで文庫本2冊は確実に買えるんですから。
高校生の頃が一番本に執着していたかもしれません。楽しくてしょうがなかったんですよね。
ハードカバー本なんて高くてお小遣いの半分が吹っ飛ぶっていうのに、それでも買っていました。新刊読みたい! っていう気持ちがすごく強かった。
今では基本文庫待ちで、ハードカバーだとKindleがあればセール待ちしてます。ヘタレになったものです。年を取るということはこういった無鉄砲な情熱を失うことなのか……。
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本屋という空間に愛着があるものの、あらがえない電子化。
書店は好きです。あの空間が好きだからこそ、書店はなくなって欲しくない。その気持ちは本当なんです。
でも、紙か電子かというと電子書籍をなんですよ。できれば、店頭で内容をさらっと確認してKindleで買う、なんてことはしたくないですが仕方ありません。
紙で手に入れたい本ももちろんありますが、そういう本は大抵その辺の本屋に売ってません。で、結局Amazonなんです。Amazon好きだけど、近所の本屋にも潰れて欲しくないんです。もうちょっと電子書籍業界……というか出版業界って柔軟になれないんでしょうか。
確かに紙の本はなくならないでしょう。だと思うんですが、残念ながら日本の気候、日本の住まい的に、紙の本の保管は限界があるんです。収納面はもちろん、管理的にも紙の本は厳しいんです。
悲しい劣化が起こるなら、わたしは電子で揃えます。そして電子書籍は古本として売れない。ここって結構大事なポイントなんじゃないでしょうか。
こじまの書店あるある
1、電子で出ている本の中身を確認して、買うときは電子で買う
ほんとにすいません……てのはこういう状況ですよ。電子書籍ですでに出ていて、Amazonの欲しい物リストにぶち込まれている本たちを試し読みです。
長年のファンで、内容も確実なら迷わず1クリックで購入なんですが、初めて読む作家さんやタイトルで興味が湧いた新書なんかはこのパターンです。
2、目的もなく本屋をぶらぶらして気に入った本はKindleがあるかどうかを確認。電子がなければ買うのをやめる。
けっこう多いのがこれ。「お?」と思って調べたら電子書籍なし。紙で買う理由がなければ電子待ちです。
3、画集や技術書は書籍で買うが、本屋にあった現物が立ち読みで劣化。内容を確認してAmazonで買う。
まぁ……せっかく書くなら綺麗な方がいいってことなんですよ……。昨今の座ってじっくり読んでOK的な流れからすると本の破損もすごいでしょうね。誰かのコーヒー沁みがある本は買いたくはないので、そりゃ新品をAmazon注文ですよ。パッと見で問題なければ買うんですけど。
店頭で電子書籍を販売して下さい。そうしたら本屋で買うよ!
常々思っているんです。電子書籍を店頭で売ってくれ、と。
電子書籍の面倒なところは、各媒体でそれぞれの形式で販売しているところです。こっちでは売ってるけどこっちではまだ売ってない、なんてこともざらなんですよね。
わたしはKindleデビューしたときはどこの電子書籍アプリを使うかでかなり迷っていました。在庫量、アプリの使い具合、今後サービス停止の可能性はあるのか……。紙の本は買ったら消えることはありませんし、本屋に取り扱いがなければ別の本屋に行けばいいだけです。そして購入した本は同じ本棚に並べることができる。
電子書籍の不便さは本の購入の妨げになっても利益にはならないのではないでしょうか。
調べていて感じましたが、各媒体が自分の強みを出そうと取り扱い強化ジャンルがあったりしたんですけど、それも一長一短なんです。
実際使い分けをしようかと悩んだこともあったんですが、管理が面倒くさいので結局今はKindleだけに絞っています。なので本を購入する時は基本Kindleで探して、紙しかなければそれでも欲しいのかを考えて買う。そうじゃない時は下の方にある「Kindle化希望」のところを押して待つだけです。
電子書籍化のタイムラグがあるので、この本は電子化しないのか、それともただ遅いだけなのかが分からないんですよね。同じ著者でも出版社にもよるし。もっというとKindleだけ後回しにされてる可能性もあるし。
以前途中までKindleで買っていた漫画が、Kindleでだけなかなか電子化されなくて困ったことがありました。他ではすでに配信されているのに。半年待って耐えられなくなって最終巻だけ紙で買うっていう……。途中まで電子化してるんだからその辺はどうにかならないものなんでしょうかね?
正直わたしからすると、そんなことでギスギスやってないで紙の本と同じように店頭で電子書籍売ってくれないかって感じなんです。店頭端末でダウンロードとかさ。
それやるには電子書籍リーダーの共通化が必要なんですけど、もういい加減共通化して。お願い。
気づいてしまった
……ここまで書いてあれですが、家でダウンロードで買える電子書籍を店頭で買うって、ちょっと本末転倒感がありますね。
ただ本屋でチェックしてKindle買いするのはちょっと罪悪感があるんですよ! 書店好きだからなんとか還元する策をですね! ……ダメかー。ダメだろうなー。
- 紙の本の劣化にショック! やっぱり電子書籍かなぁと思うのはこういうとき。
- KindleとiPadを併用するようになって、完全に電子書籍に流れました
- 電子書籍と紙の本、どちらかに決める必要はない。
- もう本を手放すかどうかを悩みたくない! KindleとiPadの併用で快適電子書籍ライフ