さぁ絵を描くぞ、とパソコンの前に座ってもついネットしてしまう自分にいつも幻滅します。
あるあるな話ではありますが、仕事をしている時の「家帰ったらあれしよう」熱というのは、帰宅した瞬間に霧散するのです。不思議です。
「さて描くか」とデスクに座るもついネット。
「ブログ更新……」とiPadを開けばつい漫画。
人間とは誘惑に弱い生き物でございます。
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始めるのが遅い人はやる気スイッチを入れてくれるものを見つけよう
なんでもいいんですよ。
これを見るとやる気がでる。
この音楽を聴くとテンションが上がる。
そういうものがあるとスイッチ入れやすいですよね。
わたしの最近のもっぱらのやる気スイッチはNHKで放送された「漫勉」です。半年ほど前に放送されたものを録画していたのですが、「人が描いている姿」というのは本当にやる気が出ます。
紹介した記事はこちら→NHKの「浦沢直樹の漫勉」が面白い!
プロの漫画家の試行錯誤する姿を撮影したこの番組は描いたことがある人間には刺激的だと思います。もうトークなしでもいいぐらいです。作品が作られて行く様をただ見ていたいぐらい。
なので、帰宅したら録画したこれを日替わりで流しています。1時間ほどの番組なので、帰宅後の雑務をしながら観て、終わる頃に「さぁやるか」となるのにちょうどいいのです。
強制される何かなら締め切りに追い立てられてがんばれるけど、そのやる気を自分で管理しようとすると難しかったりするのです。
わたしは数年前まで同人誌を作っていまして、イベントにも参加していました。仕事をしつつイベントまでスケジュールを立てて原稿を進めるので、なかなか大変。楽しいけど辛い。それがわたしにとっての漫画でした。
楽しいことのはずなのに、つい別のことをしてしまう。休みの日にたくさん進めようとして失敗して、締め切り前の1週間は地獄みたいなスケジュールになったりして。
完成することの楽しさを知っているので、頑張れます。売れるとか売れないとかは置いといて、自分の作った漫画が製本されて目の前にあるというのはテンションが上がります。
とまぁ自分で決めて自分で始めたことなんですが、このイベント参加のための締め切りというのは以外と大事なんです。
というのもオフ活動は引退して、サイトとピクシブだけで活動しようと決めたら、途端にペースがダウンしたのです。締め切りに向けてガーッと頑張る、というのはやはり自分を鼓舞してなんとしてでも完成させるという感情が動くのです。
締め切りのないネット上の活動はどんどん自分に緩くなってしまうのです。
自己管理ができないのは怠惰な人間だから、と言われれば返す言葉もありません。
ただ上手くコントロールすることもできずにダラダラするよりも、試行錯誤してあがいてみるのもいいんじゃないでしょうか。
そうこうしているうちに、案外ちゃんとコントロールできるようになってたりして。