日曜洋画劇場でよくみたー!という作品。大好き。
冒頭からかっこいいんですよ。シュワちゃん率いるプロフェッショナル軍団が。
赤いポロシャツに葉巻で登場する我らがシュワルツェネッガー、若くても貫禄たっぷりです。醸し出すプロフェッショナル感がたまらない!
エクスペンダブルズにも感じたあのワクワクです。ちょっとこっちはズタボロにやられますけど、相手がプレデターだからしょうがない部分はあります。メンバーの大男がマジで怯えるんで、ちょっとキュンてするかも。
いやしないかもしれない。
でもわたしはした。
スポンサーリンク
簡単なあらすじ
CIAの依頼で人質救出に向かうことになったシュワちゃん率いるマッチョ部隊。
作戦は成功するものの、依頼と話が違う部分があり、依頼してきたCIAのオトモダチとちょっとギスギス。とりあえずは成功なので脱出ポイントに向かう一行。現地の女性を道案内代わりの人質にしつつジャングルを走ります。
が、その途中で仲間が殺害されてしまいます。
しかもその方法は殺した後に木に吊るされ、皮を剥がれるというおぞましいもの。人間業とは思えない所行に動揺する仲間たち。このジャングルには自分たち以外の何者かが潜んでいる……。
そうこうする間に、ひとり、またひとりと餌食になっていくのです……。
プレデター
1987年 アメリカ
監督:ジョン・マクティアナン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、カール・ウェザース、エルピディア・カリーロ
何回観ても安定の面白さ。傑作!
初登場のプレデターさんです。あの出で立ち、あのマスク、そしてあの素顔。今や誰もが知るあの姿、武器が初回からきっちり登場するんですよ。さすがの完成度です。ああカッコいい。
プレデター、プレデター2、そしてエイリアンVSプレデターという流れで観ていると、AVPのプレデターの紳士的な態度にうっかり惚れそうになります。
が、そのあと登場の「プレデターズ」で正気にかえります。そうだった、プレデターはカッコいいけど、強さを追い求める最強ハンターなんでした。
それを思い出したらやっぱり1作目のプレデターが観たくなるんですよ。
正体不明の「なにか」がジャングルの中にいて、自分たちを追い、襲ってくる。最強なはずのチームがどんどん追いつめられて行くあの恐怖。
なぜ、なんのために、というのは本編では一切明かされません。その訳の分からなさ、理不尽さも含めて最高に楽しいんです。今もなお人気があるのも頷ける最高の1作目です。年月が経っても古さを感じませんね。
プレデターの魅力
やはりそれはどこまでも「力」を求める一貫した姿勢ですね。
闘うことを尊ぶあの姿、惚れる。
評価が割れているAVPですが、プレデターの精神を分かりやすく見せてくれたとも言える作品だと思うんです。敵としてまみえたときはその異様さの方が際立ち、理由もなく狩りの餌食となってしまう人々の悲劇も考えちゃいますからね。
AVPの場合だと、戦士としての一貫したその「戦い」というものへのこだわりがより分かりやすいんですね。そして共闘するという超展開でなんとなく親近感まで湧かせるっていう。いやすごいよプレデター。
そんなこんなでちょっといい人フィルターがかかりそうになるんですけど、本来のプレデターは人間はあくまで「狩り」の対象でしかないのです。ばったばったとやってくれるんですよ。
最高に話し通じない感じが、一作目のプレデターの魅力です。あのラストとか、お前都合悪くなるとそれかい! と叫びたくなる(笑)。
そして彼と断固闘う登場人物たちがいいんですよ。明らかに不利な状況であるにもかかわらず、プレデターと対峙し、戦いを挑む。彼らの姿にぐっときます。
プレデターの思い出
日曜洋画劇場で初めて見たのは小学生の頃です。
この手の映画が好きな父と一緒に観てました。この頃からガッツリホラー好きな子どもだったので、父の解説を聞きつつ、見えない殺戮者にワクワクしました。
印象に残っていたのは、でっかい黒人の人が隠れていた木の虚から覗いたところを狙われて打たれるところと、ネイティブ・アメリカンの人が一騎打ちに残るシーンです。
子どもだったので、ストーリー展開とかはよく分かっていませんでした。それでも、密林に潜むなにかとの攻防にはゾクゾクしました。
プレデターズは観たけどプレデターはまだ、という方はぜひご覧になるのをおすすめします。