ひとり暮らし開始当初は様々な手続きに加えて、新生活のためのものを揃えなくてはいけません。出費も多いため、できるだけ初期費用は抑えたいところですよね。
そこでありがちな失敗が「とりあえず」で家電を揃えてしまうことです。
ちょうど2月ぐらいからはあちこちで「新生活のフェア」的なものがあり、ひとり暮らしを始める人向けのコーナーが出来上がっています。家電量販店でも、わかりやすくひとり暮らし向けの家電を揃えたコーナーがあったりしますよね。
たしかに1人向けの家電が揃えられています。が、それを安易に選ぶと後悔することにもなります。自分がどういう部屋でどういう生活をするのか、その家電は果たして自分に合っているかをきちんと見極めることが大事です。
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一人暮らし家電選びでの失敗
以下、わたしの失敗です。こうして並べるとほとんど失敗してます。
そう、最高に使いにくくて後悔してるんです。
簡単に買い換えが可能なものならいいでしょうが、値段も買い換えも大変な家電は慎重に選びましょう。
冷蔵庫
ひとり暮らし向け、と銘打った小さめの冷蔵庫は止めましょう。
フツーに自炊をするつもりがあるのなら、一般家庭用の大きい冷蔵庫を買ったほうがいいです。
一人でも、料理をしているとまず調味料が増えます。そして調味料は冷蔵庫保管が多いです。小さい冷蔵庫は扉についた収納部分も少なくて、入れにくいです。
特に、ひとり暮らしだと、日持ちする物を買いだめしたり、作った食材を冷凍しておいたりしますので、冷凍庫もいっぱいになります。
まったく自炊をしない、と言い切れるなら小さくてもいいです。ちゃんと自炊をしよう、という意思があるのなら冷蔵庫は普通のサイズを買うべきです。わたしは今最高に後悔しています。
洗濯機
予算があるのなら、乾燥機付きのドラム式にしましょう。
家事労働は、ひとり暮らしに重くのしかかります。洗濯はちょっとした労働ですが、干して、畳んで、が意外と面倒です。
あなたの選んだ部屋は外に洗濯物が干せますか? 花粉症だと洗濯物は外には干せませんよね。
室内干しをしたくても、部屋が狭かったり、なかなか乾かなかったりしたらずーっと部屋干しの洗濯物と同居です。
乾燥機付き洗濯機はすっごく便利です。しかし高いです。正直わたしは手を出せないお値段です。ちょっと無理をしたら買えるという程度でしたら絶対にこちらをおすすめします。
余談ですが、乾燥機を買えないわたしはこういう物を買いました。
除湿器も兼ねるということで、なかなかいいです。
掃除機
掃除機のコードとはとてもストレスが溜まります。
隣の部屋をやろうとしたらぐっと引っかかる、なんてことも。
適当な安いのは買うと、充電時間に不満があったり、吸い込みが甘いなど問題が出てきます。
きちんとしたメーカーで比較をして買いましょう。
フィルターの掃除もしやすい物じゃないと面倒でいやになっちゃうので気をつけて下さい。
アイロン
絶対にコードレスです。今時コードついてる方が珍しいかもしれません。でも安いに吊られちゃうこともあります。あと、充電式だと熱の保ちが……という問題もあります。
が、細かいことは置いといて、線がないにこしたことはありません。断然やりやすいです。
アイロンは故障することがほとんどないので、そんな高い物ではありませんが買い替え頻度はかなり低いでしょう。つまり1回買うと10年レベルで買い替えない可能性があるということです。
電子レンジ
意外と汚れます。掃除のしやすさも視野に入れて選ぶことを勧めます。
あと、電子レンジにトースト機能があるから大丈夫、と思うかもしれません。が、トーストはトースターの方がいい感じに焼けます。狭いとためらうかもしれませんが、パンを食べることが多いのなら、トースターはトースターで別に購入を勧めます。
家事労働が苦手なら、家電に頼れ!
家事労働は大変です。ひとり暮らしを始めた当初はがんばるけど、なかなかそのがんばりは続きません。自分1人しかいない生活は、簡単にユルくなります。
ちゃんとしたいけど、仕事で毎日深夜帰宅なの! というひともいるでしょう。元はきっちりしていた人も、そういうところから崩れていっちゃうんです。精神的に余裕がないと、部屋が荒れていくものです。これは甘えではなくて、全部きっちりやろうとするとどこかで無理が生じる物なのです。
こういう物って、別になくても困らないものでもあるから、贅沢なイメージがあります。自分でやればいいじゃない?みたいな。
でも、ひとり暮らしって誰も助けてくれません。忙しくても自分でやらなきゃいけないことがいっぱいあるんです。
手伝ってくれる人がいないなら、家電にやれるとこまでやってもらうのもひとつの手だと思います。
食洗機
食べた後の食器洗い、面倒ですよね。
シンクに片付けた物の、洗わないまま寝てしまった、なんてこともあるでしょう。
こんなところから家事にほころびが生まれます。それならば、とっとと楽になりましょう。
働いているのなら、家事を手伝ってくれる家電を頼ってもバチは当たりません。
ルンバ
ひとり暮らしをしたら汚部屋になりそう……と思うひとは買うのもひとつの手です。床面積を確保しないとルンバの意味がありませんので、買った分自分で維持をしようという心が生まれるのでいいと思います。
マメに掃除機をかける時間がないよ、なんて人にもいいです。仕事が忙しくて毎日深夜帰宅、なんてなると夜中に掃除機とか無理ですから。コロコロにも限界はあります。
何もしてないのにとりあえず床は綺麗、というのが嬉しいものでもあります。
うちは物が多すぎて買っていません。床面積の確保が必要です……。
実家にいた頃とは生活が変わる
今までは家電は実家にフツーにあったものです。
今までナチュラルに使っていて気にしていなかったかもしれませんが、いざひとりで新しい生活を始めて、新しい家電を揃えると、色んなところに不便さを感じるでしょう。
特に新生活、ひとり暮らし向け! という言葉をそのまま受け取って安易に小型で安価な家電を選ぶとかなり後悔します。
部屋選びと同じぐらい、家電選びは重要です。
自分で始める新生活は、自分のスタイルにあったものを選ぶのが一番です。誰も家事をやってくれなくなった時に、どのぐらいできるか、というのもきっちり考えてみるのをおすすめします。