「大島てる」をご存じですか? 事故物件の情報が並ぶサイトで、個人の名前ではありません。サイトの名前が「大島てる」。
興味のある方は検索すればすぐに出てきます。
事故物件サイト・大島てるの絶対に借りてはいけない物件
淡々と事故物件の情報が載せられており、地元の情報をついチェックしてしまったり……。知りたくないことを知る可能性もあります。閲覧はどうぞ自己責任でお願いします。
そんな大島てるの物件本を見つけてしまったので読んでみました。ホラー好き的に事故物件のお話には反応してしまうんですよね。不謹慎きわまりない。大島てるの本ともなれば、かなり期待値が上がります。
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場所だけが問題じゃない? どんな人が住んでいるか分からない怖さ。
ここで登場する物件はそういったわかりやすい事故物件だけではありません。住む場所がどんなに良くても、近隣住民に困ったりすることもあります。ちょっとしたことでこじれて恐ろしいほどのクレーマー住人に変貌することだってあり得るのです。
ホラー的な意味ではない「住んではいけない部屋」を実例を交えて詳しく説明してくれています。こうして例を読んでいると、誰か死んだぐらいの事故物件なんて可愛く思えてきます。実際に住んで生きてる人間から危害を加えられる危険のほうがよっぽど恐ろしいですよね。
……まぁ、何もない平和な部屋が1番いいんですけど。
そういえば、私が引っ越しをするときに検討していた部屋の一つに、下が大家さん、というところがありました。
引っ越し以来、不動産のサイトを見るのが趣味なんですが、そこは頻繁に不動産サイトに上がったり消えたりしていて、さらに家賃も値下がり。その時会った大家さんが、結構キツそうな人だなぁと思ったので、もしかすると……と思ったりしたのでした。
まぁわかりませんが。
初めてのひとり暮らしなら知っておいた方がいいことが沢山!
でもこういう警戒心を持って物件を選ぶ目線を持てることが大事です。
特に、初めての一人暮らしで、自力で物件を探さなきゃいけない、というひとは読んでみると選ぶ基準がわかっていいと思います。
自分が住む場所を探すために、気をつけたほうがいいポイントがきっちりとまとまっています。
コミカルな漫画も交えてとてもわかりやすいので、一人暮らし初心者にはいい勉強になると思います。
なんて偉そうに言ってますが一人暮らし自体は長いものの、引越しは1回だけ。物件探しに関しては素人なんですよね。
なので、自分は大丈夫!と思っている人ほど読んだほうがいい本かもしれません。油断してうっかり治安の悪い土地に住んでしまった、なんてことがあっても困ります。わたし自身、なるほどなーと思う部分が多数ありました。事前回避は難しいだろうなーと思うものも。集合住宅で賃貸だとどうしても運みたいなものに左右されます。
ひとり暮らし前の予習にはピッタリの1冊です。
ついでに、「住んではいけない部屋」繋がりでこちらのもどうぞ。こっちは「引っ越し、止めようかな……」と思っちゃうぐらい怖い。