フリンジをシーズンごとに語るパート2です。
フリンジの紹介記事はこちら
最後にシーズンごとの記事ヘのリンクがあります。
むこうの世界との戦いが始まります。
徐々に増えてゆくシェイプシプターたち。彼らの狙いを探るオリビアたちフリンジチーム。
終盤ではむこうの世界がどうなっているのかがいよいよ分かってきます。変化して行く人間関係にも注目!
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シーズン2のストーリー展開
潜入してくるむこうの世界からの工作員であるシェイプしプターたち。むこうの世界の目的がなんなのかを探るオリビアたちですが、科学力も違う彼らは後手に回ってばかりです。
両方の世界の干渉も大きくなっていき、こちらの世界とあちらの世界が融合する事件も起こります。
ウォルターはピーターについて秘密を抱えており、そのことが原因で2人の関係に変化が起こります。
シーズン1と同じく1話完結形式で話は進むものの、あちらの世界との攻防が主軸に置かれ始めます。もうひとつの世界との関係や、ピーターに隠された秘密が絡まって、世界も人間関係も大荒れなクライマックスを迎えることになります。
※ネタバレ注意
衝撃的な第1話
1の最後についにウィリアム・ベルと会うことを果たしたオリビア。どうやら彼女は一時的にむこうの世界へ入ったようです。
こちら側の世界ではオリビアの車が事故っており、そこに彼女の姿はありません。
連絡を受けて事故の現場に向かったウォルターとピーター。戸惑う彼らの目の前で、車の中にいなかったはずのオリビアが、ガラスを突き破って出てきます。
シーズン1で、ウィリアム・ベルとようやく会うことをになったオリビア。そこでどういう話をされたのかはオリビア自身が事故の後遺症で覚えていないためなかなか判明しません。
事故現場でみんなの前でいなかったはずのオリビアがガラスを突き破って出てきたシーンは驚きましたね。すごいアイデアだ……。よく分からないけど説明されると納得しちゃうフリンジのすごいところ。
博士の過ちと秘密
シーズン2でのハラハラエピソードが博士がピーターに隠している秘密。
博士の隠しごとなんてよくあることですが、今回は違います。ピーターとの関係性を根底からぶっ壊しかねない大きな秘密だったのです。
それが、博士の息子であるピーターは病気で亡くなっていて、今いるピーターはあちら側の世界のピーターだということです。世界に崩壊の危機を与えているのはそのとき博士があちらとこちらの世界を行き来した影響だというのです。
博士は話そうとしながらも、勇気が出ずなかなか言い出せません。コーテキシファンの影響であちら側のものが見分けられるようになったオリビアはそれに気付き、博士と話し合います。
しかしある事件がきっかけでピーターはその事実に気付いてしまいます。
博士の過ちは許されるものではありません。人の子供を奪ったのは事実ですし、そのために世界すら壊しかねないことをしてしまったのです。そう考えれば、ウォルターネイトの行動も理解できます。
この段階ではウォルターネイトがピーターを連れにきたのがただ装置のためだけなのか、彼自身を取り戻したかったのかは分かりません。
実の父親と育ての父親。しかも育ての父親は自分の命を救うためとはいえ、攫ってきたのは確かなのです。ピーターが混乱するのも分かるし、どうしても救いたかったウォルターの気持ちもすごく分かるだけに切ないです。
ピーターを返さなかった詳細はこのあとのシーズンで描かれています。
監視人の謎もさらに深まる
印象的なのが、監視人のエピソード。
これまで出てきていたセプテンバーと呼ばれる監視人とは別のオーガストが登場。彼が女性を攫ったことで事件になります。監視人が特定の個人に接触することはほとんどありません。
さらに彼らのリーダーっぽい人物も。彼らは彼らで事情があるらしいのは分かるものの、謎は謎のままです。
人間味の薄い彼らですが、それだけではないというのが分かるエピソードでした。この感情を抱く感じ、ファイナルシーズンを考えると感慨深いものがあります。彼らはその無表情の下で多くのことを感じていたんですね……。
チャーリーィィィィィィ………………!
シーズン1のラストでウィリアム・ベルに会ったオリビア。しかし彼女は彼に言われたことのほとんどを覚えていません。しかし重大な何かがあったのは確か。必死に記憶を探るオリビアですが、うまくいきません。
さらに、これまでずっと支えてくれていたチャーリーまで、シェイプシプターの犠牲になってしまいます。ウィリアム・ベルと接触したオリビアに近づくためとはいえ、チャーリーに何してくれてんのという気分。
チャーリー……。実は、昔レンタルでシリーズを観ていたとき、シーズン2で止まったんです。その大きな要因はチャーリー。一応このシーズンの最後までは観たんですが、次のが出た時になんかそういう気分にならなかったんです。
しかも、シェイプシプターはオリビアを殺そうとします。チャーリーの姿で。結果、オリビアが撃ち殺すことになり、なんかもう2重で悲しいシーズンでした。
やっとあえたよウィリアム・ベル
オリビアたちがむこうの世界へと潜入し、ウィリアム・ベルと合流します。
友達付き合いのあったころの彼らはこういうやりとりをしていたんだろうなと思わせるウォルターとウィリアムのやりとりが微笑ましいです。
子供みたいなジジイ2人がオリビアに「ちょっと! 喧嘩はあとにして!」と一括するのがいい。ウィリアムがいると、ウォルターがちょっと元気になるから良いですね。喧嘩してても仲がいいというか……。
色んな誤解が解けて本当に良かった。
衝撃的なラストに唖然
ピーターに対する想いを自覚したオリビアはピーターを説得し、一緒にもとの世界へ戻ることに。しかし、それは簡単ではなく、むこうの世界のフリンジチームとの戦闘のさなかオリビアはむこうのオリビアと入れ替えられ捕われてしまいます。
「無事に戻ったー」と思ったところでの衝撃的な事実の発覚に愕然としました。
海外ドラマはシーズンの最終話にこういう演出をすることが多く、次のシーズンはいつなんだよ! と心で叫んでしまいます。
現在進行形のドラマはそういうところがつらいですが、フリンジは完結しているから安心ですね。
おかげでファイナルシーズンまでジェットコースターでしたが。