映画 洋画

【映画】ライフ/火星で発見した地球外生命体が襲いかかる!

投稿日:2018年3月4日 更新日:

タイトルは感動SFっぽいですが、ジャケットやポスターが大変不穏なのが印象に残っていた映画でした。

逃げ場のない宇宙ステーションで地球外生命体に襲われる、という省略して説明するとたいへんベタな設定になっちゃうんですが、そんなの問題じゃないぐらい面白いです。

この映画が好きな人とは仲良くできる気がする。

SFホラー好きにはとってもオススメな作品です!

スポンサーリンク

あらすじ

火星探査機の回収に成功した国際宇宙ステーションのクルーたち。火星から回収したサンプルの培養に成功し、その未知の生命体は地球の子供たちによって「カルビン」と名付けられます。

成功に喜んだのもつかの間、保管中のちょっとしたミスから休眠状態に入ってしまったカルビンを目覚めさせようとしたせいで、カルビンが凶暴化。クルーに襲いかかります。

ライフ

2017年 アメリカ
監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、真田広之

※ネタバレ注意

地球外生命体を発見し、沸き立つ地球の人々とクルーたち

序盤の希望いっぱいな雰囲気が後の怒涛の鬱展開に拍車をかけてくれます。

子供からのインタビューに加え、この生命体の命名も子供たち。クルーの1人には子供が生まれ、研究も順調。
しかもクルー同士の信頼関係もあり、嫌なやつもいない。

なんかもう希望いっぱいだし誰にも死んでほしくない感じ。

そんな中うっかりミスでのトラブルから生命体に異変が起きたことをきっかけに、ノンストップな地獄展開がスタートします。

SF特有のよくわかんない理論の解説やなんかは少なめなのがありがたい。
今どういう状況でピンチなのかとか、どうやってカルビンを抑えるかとかもわかりやすく説明してくれるので、「なんかよくわかんないけどピンチらしい」みたいなことながいのがいいですね。

無重力の中をふわふわ漂いながら襲いかかる「カルビン」

最初は顕微鏡を覗かないと確認できない大きさの生命体「カルビン」。

半透明でひらひらした見た目は超凶暴なクリオネと言った雰囲気。
後半成長するに従って、触手は太くなっちゃう(ひらひらはちょっとだけ残ってる)からタコっぽさが増してきます。

成長速度がめちゃくちゃ速いのが特徴です。
人を襲うたび(栄養の摂取?)にどんどんでかくなっていて、ふわふわ漂っていると気づかないんですが、クルーが襲われるシーンになると毎回「でっか!」と驚かされます。

知能も高く、この船の構造なんて知るはずもないんだけどクルーたちの必死の抵抗をスルッと回避して襲い掛かってきます。
感情的な部分はなく、あくまでも生存本能に従い外敵の排除と自身の栄養摂取のため。

クルーたちを惨殺する「凶悪なエイリアン」となったカルビンですが、危険を感じて休眠状態に入ったところに、更に電撃浴びせられて「外敵!」と生命の危機を感じて攻撃に転じたというだけの話なんですよね。

駆除の方法は不明で、焼き殺そうとしてもびくともしません。宇宙空間もふわふわ漂い自由自在。
無敵で凶暴、話し合いの余地なしっていうヤバすぎる生物でした。

いい人たちだけど……クルーたちの最期が色々で面白い

カルビンの攻撃によってわずか6人のクルーたちはどんどん非業の死を遂げていきます。

親友を助けるために研究室に飛び込んだライアン・レイノルズ演じるローリーは激闘も虚しく口から体内に入り込まれ、苦しんだ挙句死亡(窒息?)。

その死に様もすごくて、露骨に腹を突き破ったりするよりも見てて苦しい。吐き出される血が無重力空間の中ゆっくりと広がっていくシーンは下手なグロよりきつかったですね。

頼りになる司令官は宇宙服の冷却装置を壊され、宇宙服の中に冷却水が溢れ出しまさかの溺死。宇宙で溺死。

カルビンに思い入れのあった足の不自由な研究員はというと、なんと感覚のない足に張り付かれてて気づいたら生きたまま食われてたっていうすげーオチ。しかもそれで隔離失敗とか。

真田広之演じるショウはといえば、船ごと地球から離そうとしてやってきた宇宙船を救助だと勘違いし、盛大に巻き添えにして散って行きました……。

名前もわからずよくわかんないまま襲われて死んでしまったどっかの国の宇宙飛行士達が大変気の毒です。
そしてそのせいでさらなるピンチを引き起こすという最悪の展開。

登場する人数が少ない分、各々の最期のシーンに趣向が凝らされてます。

ジャケットにも登場しているライアン・レイノルズが早々に退場したのには驚きました。

何しろレンタルのジャケットには二番手感満々ででっかく出てるし、陽気枠だからそこそこ生き残るっぽい雰囲気だったんですよ。
暗い雰囲気の中で冗談を飛ばす洋画独特のキャラが誰もいない! おかげですごく真面目な映画な雰囲気を醸し出しています。

でもローリーの早い退場でこの映画の信用度がすっごく上がったんですよね。
「あ、これキャラクター関係なく容赦なく行くタイプのやつだ」と。

ただのB級ホラーじゃないところは、キャラクターの背景がしっかりしているところ

陽気枠のローリーは仲間想い。だからこそ親友のヒューを見捨てられず、助けに入ったことで自分が死んでしまうことになります。

謎の生命体に命を脅かされる、という設定はパニック映画の側面もあるんですが、宇宙が舞台の映画だと登場人物たちは訓練を受けたプロな上に頭もいい。だからこそギリギリまで冷静に判断をしようとする。

仲間を助ける助けないで揉めても引きずらないし、カルビン暴走の発端になった科学者のことも誰も責めない。

ヒステリックな人間がいないっていうだけで、パニック映画ってストレス減るんですよねー。
人間関係のいざこざで余計状況が悪化するとかホントいらないから。

ラストシーンで笑えてくるぐらい好きな映画だった

ラストシーンにはかなりびっくりしました。

だいたいこの手の映画の場合、自己犠牲でエイリアンとともに宇宙へ飛んでいこうとする主人公と、地球へと帰還するもう一人の救命艇がそれぞれ別方向へと流れたあたりで終了、みたいなのがセオリーかなと思うんですよ。

それがバッチリ着地(海)して地元民に発見されるとこまでやるから、蛇足じゃないか?と思ってたらそこまでする理由がちゃんとありましたね。

いやー今時こんな後味の悪い結末、脚本家や監督がどんだけ推してもNGになりそうなもんなのに、本当に素晴らしい。最高のバットエンドじゃないですか。
監督も脚本家も性格悪いなー。最高だなー。
こういうのが大好きな奴らが一定数いるっていうことをよくわかっていらっしゃる……。

これ映画館で見てたら帰り道ニヤニヤが止まらなかったでしょうね。

 

-映画, 洋画
-,

Copyright© つぶらいん , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.